LINK・第５話（最終回）

「権力を持った政治家になるために、わたくしはいままで金で政治の世界を動かしてまいりました。みなさま方はね、とんでもないことを言うと、そう思っておられるのでしょう。でもね、（中略）　政治家になってみますとね、この国のために働きたかったら、もう真っ直ぐ権力を手にするしかなかったのであります。政治を儲かる仕事だと勘違いしたバカな議員どもが、みなさん方の貴重な時間と税金を、毎日どんどん、どんどん、無駄に使っております。彼らを政治の世界から叩き出さない限り、いくら頑張っても、この国を変えることはできません。だからです、みなさん、聞いてください。わたしは決めたんです。銭でやつらの横っ面を引っぱたいても、まず真っ直ぐ権力を手にしてやろう、と。どうぞ、ご安心ください。わたくしは間もなく（特別背任罪で）逮捕されます。ただね、みなさん。わたくしが再び世間に出てきたとき、この国が変わっていなかったら、わたしはね、もう一度 同じことをやるでしょう。こんなわたしではダメなんですよ、みなさん。彼らではダメなんです。政治家に任せず、国民のみなさん、みなさま方の力と、そして判断で、この国をどうか、どうか、どうか、救ってください」

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「自分の正義を通すことで、誰かを裏切ることもあります。それでも正義を通すなら、その痛みすべてを抱えて生きていかなきゃならない」

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「絶望の中にいても、人は人によって、きっと救われる。（中略）　つながることによって、人は変われる。そして、未来はきっと変えられる」

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WOWOW／2013年11月3日放送
【脚本】篠﨑絵里子／【脚本協力】谷村典子