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おふくろ先生の診療日記7 [月曜ゴールデン]

「あなた、旦那さんを亡くした寂しさを忘れるために、仕事に命かけてるんじゃない? いるのよねえ。もう愛だとか、恋だとか、そんなものとっくに卒業してしまいましたって女のひと。でも、ちょっと待って。誰が卒業証書くれたりしたの。だめだめ。女はね、一生 卒業しちゃ いけないんだから。仕事は裏切らないけれども、潤いはくれないでしょ」



「死ぬ日以外、その日以外は、思い通りに(生きたい)・・・」



「大田原先生は ただ患者さんの脈 診て、ご家族のご機嫌うかがってるだけで、なにもしてないと思っとるでしょ。それ、全然 違うけん。大田原先生は “なにもしないこと” をしとるんじゃけえ。症状が出とるのに薬も出さんなんて、そんなこと普通の医者だったら できんよね。薬を出せば症状は治まるし。でも大田原先生は病気を治そうとしとるんじゃないんよね。患者さんを元気にしようとしとるんよね。先生は薬で症状が治まっても、副作用で体力や免疫力がなくなってしまったら、患者さんを本当には治したことにはならないって思うとるけん。そのために先生は患者さんに関わりすぎるぐらい関わろうとしとるんよね。 “なにもしないこと” をするには、患者さん一人ひとりのことをしっかり見とらんと できることじゃないけえ」


TBS/2015年4月13日放送
【脚本】
李正姫/【脚本協力】夏川朋子
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