SSブログ

コンフィデンスマンJP・第3話 [コンフィデンスマンJP]

「汚れた窓から景色を見れば、美しい山々も汚れて見えるもんだよ」



「絵は心で見るものだ、などとバカなことを言う者がいる。違う。絵は知識と情報で見るものです」



「わたしは子供の絵が嫌いです。無垢な心でいた絵が素晴らしいなんて言うのは嘘。ピカソが描いた子供のような絵には価値がある。ピカソが描いたからです。しかし、子供が描いた絵は無価値。喜ぶのは、その親だけだからです」



「所詮、キャンバスと絵具。実質的な価値はない。いわば、人々が作り出した虚構の上に価値が成り立ってる。それが芸術」



「ゴッホは生前、無名で、絵もほとんど売れなかった。それが、いまでは目ん玉飛び出る値で取り引きされてる。なぜ? 絵が変わったわけじゃない。人々の見る目が変わったの。誰が変えた? ゴッホを最初に評価した評論家よ。彼がゴッホを売り出し、ブームを作り出していった。評論家が いちばん なりたいものは、ゴッホを最初に見出した人間。そして、いちばん なりたくないものは、ゴッホを評価できなかった人間」


フジテレビ/2018年4月23日放送
【脚本】
古沢良太
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。