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刑事7人5・第10話(最終回) [刑事7人]

「元来、警察官というものは特殊な職業である。正義という名のもと、固有名は剥奪され、警察という組織の一要素として、警察官は存在している。個を捨て去り、記号として組織捜査に殉ずること、それが われわれ警察官の使命なのだ」



「証拠っていうのは、なにも天から降ってくるわけじゃない。名もなき刑事たちが、100件、200件、朝から晩まで聞き込みを続けて、ようやく その片鱗が手に入る。それは まあ、気の遠くなるような作業です。その片鱗ていうのも、ちっぽけなもんでしてね。言ってみれば、米粒にも満たない小石です。ですが、その小石でも積み上げれば、大きな濁流を せき止めることができる。オレたちは それを信じて、駆けずり回ってるんです・・・それぞれの正義のために。それが警察官の矜持ってやつじゃないでしょうか」



「文化の違う国との交渉の場で、ひとが なにを信用するか、わかるか。金だ。政策でも、人がらでもない。金は世界共通の、信用の尺度だ」



「組織の一員は家族だ。だから、命懸けで守る。ただ それだけのことだ」


テレビ朝日/2019年9月18日放送
【脚本】
及川拓郎
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