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まだ結婚できない男・第2話 [結婚できない男]

「わたしは弁護士を目指して、必死に勉強して司法試験に合格しました。それって、登る山を決めて登山するようなものじゃないかなって思うんです。でも、結婚って頂上を目指して山登りする、みたいなことじゃないと思うんですよね。(つまり)散歩です。散歩って、思いのままに歩くだけじゃないですか。それが楽しかったり、『ああ、こんなところに、こんな花が咲いてる』って、思わぬところで発見があったり・・・。理想の相手と出会うのも、結局はたまたまなんじゃないかなあって。そういう偶然の出会いをどれだけ大事にできるかっていうことだと思うんですよ。散歩って、ナビをつけてするもんじゃないですよね」
「話はそれだけですか。つまり、自分が結婚に対して なんの努力もしてないってことを、正当化したいということですか」


フジテレビ/2019年10月15日放送
【脚本】
尾崎将也
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G線上のあなたと私・第1話 [G線上のあなたと私]

「ホントにその彼氏のこと好きだった? ホントに好きだったら、ひとの恋愛、あんなふうに茶化したりできないと思う。好きなひとに、簡単に好きだなんて言えないって、わかるでしょ。それに、もっとジタバタするもんなんじゃないの。別れてくれって言われても、すんなり引き下がれなくて、泣き叫んで、暴れて、その女の子供 堕ろしてでも、自分のとこ来てって、すがるもんなんじゃないの。よけいに嫌われて、軽蔑されて、それでもその手を離せない――。好きって、そういうことなんじゃないの」



「大人のバイオリン教室は、みんな大人なので、これから何者になるわけでもない わたしたちに、先生は優しい。楽しめればいい。楽しくて、それでいい。わたしたちの音楽はそんなもの。たぶん、この先もずっと。だけど、溺れそうなわたしたちが息をするために、闇雲につかんだものがバイオリンだったんだから、仕方ない。これにすがって、進むしかないんだ」


TBS/2019年10月15日放送
【脚本】
安達奈緒子/【原作】いくえみ綾
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やすらぎの刻 ~道・第137話 [やすらぎの刻]

「赤の他人の個人的なことを世間にばらまくのも おかしなことなら、好奇心の強い暇人がそれに乗り、次々につぶやきを書き加えていくのも(おかしなことだ)。それはもはや、つぶやきという範疇のものではなく、他人をおとしめて快感を覚えるという、ひととして恥ずべき卑劣の連鎖だ。そういうことが、スマホやら、パソコンやらを利用して、社会全体に病気のように広がっている」



「あんたには女の気持ちがわからないのよ。子供を作ったことのある女を “女” って言うの。(中略) 産みの苦しみを経験して、初めて女は “女” って言えるの。あんたには、子供を持った親の気持ちがわからない」



「女の体は、秘密という細胞でできている」


テレビ朝日/2019年10月15日放送
【脚本】
倉本聰
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