江戸前の旬 Season2・第３話 [江戸前の旬]
「こんな時代だ。伝統にとらわれねえことも、ときには必要だろう。江戸前だけが寿司だなんて言う つもりはねえ。だが、客をもてなす心をなくした寿司は、寿司とは言わねえんだ」
BSテレ東／2019年11月2日深夜放送
【脚本】石川美香穂／【原作】九十九森
決してマネしないでください。・第２話 [決してマネしないでください。]
「夢を見て なにが悪いのです。むしろ夢を見るのが、科学者の仕事でしょう。大体のことは、一度や、二度や、三度や、四度、失敗する。勝負はそれからです」
NHK／2019年11月2日放送
【脚本】福田晶平／【原作】蛇蔵
俺の話は長い・第４話 [俺の話は長い]
「なんで『冷蔵庫のものは誰が食べてもいい』なんていう暴論を口にしたんだい。日常的に食べるものは、誰が食べてもいいよ。でも、アイス、プリン、ケーキはスペシャルな食べ物だ。これを自由に、全員が食べていいなんてことになれば、毎日 警察沙汰になるぞ」
「さっきから しきりに大学中退をアピールしてくるけど、20代で一般企業に勤めてる（いまのきみ）って、中退のムダ使いだなって思わない？ 完全にドロップアウトに失敗してるよね。（中略） あと、バックパッカーで海外を放浪してた話。自分のことを、冒険心があって、勇敢だと勘違いしてるみたいだけど、まわりがどんどん就職して結婚してるのに、自分だけが無職で、彼女もいないという孤独に耐えられなかっただけじゃないの」
「どうして、就職しないことが悪いという前提で話を進めるの。（中略） オレには働かなくていい才能があるんだから・・・。東京に実家があって、わざわざ独り暮らしをしなくていい才能。母親が未亡人で、息子の将来よりは、ときに寂しさが上回ってしまう才能。薗田くんみたいに、家族のために働く苦労や寂しさとは無縁の星に生まれた才能」
「働く気のない人間に、上から目線で働くことを強要して、恥ずかしいとは思わないの？ きみのやろうとしてることは、動物園のライオンにオリから出て、自分で獲物 獲ってこいって言ってるようなもんだよ。そりゃあ、オリに入ってるから身の危険はないし、黙ってても毎日エサは出てくるし、はた目からすれば、ラクしてるように見えるかもしれないけど、大間違いだからね。動物園のライオンは戦ってないように見えて、野生のライオンより戦ってんの。客に笑われて、指さされながら、毎日、夢と孤独の狭間で戦ってんだよ」
日本テレビ／2019年11月2日放送
【脚本】金子茂樹
