彼らを見ればわかること・第4話 [彼らを見ればわかること]
「仕事が大変だってのは わかるよ。でもさ、仕事だから(家を空けるのは)しょうがないって威張られると、なんか感謝できねえわ」
「世の中には、ときに とてもドラマチックなことが起きる。しかし、巻き込まれる人間のほうは、そうドラマチックには できていない。いろいろあっても、和を保とうとするでしょ」
WOWOW/2020年2月1日放送
【脚本】沢木まひろ
心の傷を癒すということ・第3話 [心の傷を癒すということ]
「あなたの中には、いくつかの “部分” があるんやと思う。多重人格・・・。例えば、あまりにツラい目に遭うたとき、子供は『これは自分の身に起きたことやない』と感じる。『いま苦しんでるのは別の子や』と。その子の中に、こう、痛い思いを引き受けてくれる人格が生まれるんやね。そうやって苦痛をやり過ごした子は、そのあとも複数の人格を生み出しながら、生きて行くことになってしまうんや」
「(弱いから多重人格になったんと)違うよ。とても耐えられへんような苦しさと悲しさの中で、それでも生き延びる方法を見つけようとしたんや。生きる力が強いんや」
「人間は傷つきやすい。今後、日本の社会は、この人間の傷つきやすさを どう受け入れていくのだろうか。傷ついたひとが心を癒すことのできる社会を選ぶのか、それとも 傷ついたひとを切り捨てていく厳しい社会を選ぶのか」
「クラシックピアノって、こう・・・楽譜に こう書かれた通りに弾かなアカンねんけど、これね、ジャズ(は)ちゃうねん。自分だけの思いつき 試してもええし、ひとと違う演奏したって、怒られるどころか自分の個性として認めてもらえんねん」
「突然、襲いかかった災害に、きみが手持ちの武器だけでどう立ち向かったのか、それが この本に書いてある。本の中に、ひとの苦しみに精一杯 耳を傾けている きみがいる。ええ本や」
「一生懸命 働いて、そやけど うまく いかへんかった。それをぼくは情けないとは思えへんよ」
NHK/2020年2月1日放送
【脚本】桑原亮子/【原案】安克昌
チョコレート戦争 ~朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり~・第4話 [チョコレート戦争]
「歌や踊り、それとモデルとかタレント的なことも・・・。あと、30くらいで役者なんかもできるアイドルになり・・・」
「ひとつにしろ。なにもないくせに、はじめから欲張るな」
「てめえで呼んどいて、(帰れって)なんだよ。しょうもないオーディションなんかしやがって。言われなくても帰ってやるよ。かき集めて、偉そうにマウント取りやがってよ。ヘドが出るわ。こいつらの前でバカな社員 怒鳴って、委縮させて、ビビらせんのが気持ちいいんか? それでも食らいつくやつが いいってんだろ。はっ、アホか。古いんだよ、昭和」
tvk/2020年1月31日深夜放送
【脚本】堀内博志