鉄の骨・第２話 [鉄の骨（WOWOW）]
「人間ってのは、英雄の前だと性格を隠す。だが、おまえのような年若を前にすると、ついつい人柄を出してしまう。あれが やつらの本性だ」
「少し気の利いたやつなら、資金洗浄するのに、実体のない会社なんか使ったりしない。そんな会社を利用したら、資金の流れが一発でわかってしまうからな。こういう地味な会社だからこそ、利用価値があるんだ」
WOWOW／2020年4月25日放送
【脚本】前川洋一／【原作】池井戸潤
サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻 Season2・第３話 [サイレント・ヴォイス]
「作曲してたのが あたしじゃないってのが、そんな いけないことかしら。アイドルとプロデューサー、芸人と放送作家、世間には いくらだって共作関係は存在してる。彼らにダマされたって訴える人間がいるかしら。あたしの仕事はひとの心を動かすことなの。仮にあたしが世間を欺いていたとして、それによって誰か傷ついたひとがいた？ 逆よね。暴かなければ、誰も傷つかなかったし、みんな幸せでいられたのに。夢の舞台裏をさらす野暮な おこないこそ断罪されるべきなんじゃないかしら」
「ひとって、意外なほど他人の顔を見ていないのよね。髪型やメガネ、装飾品などを指す心理学用語・アーチファクトに個性が強く表れている場合、目、鼻、口や、輪郭といった、本来の顔立ちは ほとんど覚えていないケースが多い。（中略） 強すぎる印象が、逆に記憶をぼやけさせ、その印象しか残らない」
「足が不自由なフリをしたり、施設で育ったと偽ることで、世間からの注目を確かに集めた。けど、望んだ注目を浴びたことで、彼はひとを殺す羽目になり、結局、逮捕されてしまった。肥大し続ける自我は、いずれ自らの身を亡ぼす――」
BSテレ東／2020年4月25日放送
【脚本】大浦光太／【原作】佐藤青南
捨ててよ、安達さん。・第２話 [捨ててよ、安達さん。]
浦安鉄筋家族・第３話 [浦安鉄筋家族]
「うちなんてね、思春期 禁止にしてっから。思春期禁止――。『パパ、きたない』とか、そういう考え持つの 禁止」
「ここからは わたしの時間。カワイイものたちによって張られた、わたしと花丸木くんだけの結界」
テレビ東京／2020年4月24日深夜放送
【脚本】上田誠／【原作】浜岡賢次
５分間の恋 ～その時心が５ミリ動いた～・第３話
「江夏さんは はじめから みんなに あこがれられてて、その中から選べばいいけど、ぼくはもう、誰もぼくのことなんか見てないから、こちらからアプローチするしかないんです。もうスタートから違うんですよ。（中略） 片っ端から『きみ、キレイだね』って言いまくるしかないんですよ」
「わたし、江夏係長にあこがれてました。でも、今日、佐川さんがみんなに（料理を）取り分けてくれたり、グラスの減り具合とか気にしてくれたり、みんなに満遍なく話題 振ってくれてるを見て、とっても いいなって思いました。（だからって、つきあいたいほど）好きじゃありません。それじゃ、ダメですか。今日、心が５ミリ動いた。もっと佐川さんのこと知りたいって思った。それだけじゃ、ダメですか」
TOKYO MX／2020年4月22日深夜放送
【脚本】清水佳代子
レンタルなんもしない人・第３話 [レンタルなんもしない人]
「なんか、いろいろ疲れちゃって・・・。LINE は既読をつけたら、なるべく早く返さないといけないし、誕生日は祝われたら、祝い返さないといけない。流行りの飲み物は同じのを飲まなくちゃいけない。（中略） せっかく行った場所で、写真 撮るだけで終わって、なんかスタンプラリーみたいだなあって思ったりすることもあって・・・」
「姉は就職活動とか、いろいろ、ずいぶん苦労したことが心の負担となって、自ら命を絶ちました。姉は自分の能力を社会的な評価軸にあてはめて、過小評価してしまっていたのかもしれないけど、ぼくにとって姉は、ただ存在してるだけで価値があった・・・」
テレビ東京／2020年4月22日深夜放送
【脚本】政池洋佑／【原作】レンタルなんもしない人
特捜９ season3・第３話 [特捜９]
「（彼女は）何らかの形で、幼いころ 虐待を受けてた可能性が高い。DV被害者の特徴は大きく３つ。罪悪感を覚えやすい。他人の欲望を満たそうとする。そして、自己評価が低い――。どんなに ひどいことをされても、原因は自分にあると思い込む傾向がある。幼いころ、そう思い込まされて育ってるから」
「あなたの人生を、替わりに生きることは、誰にもできないんですよ」
テレビ朝日／2020年4月22日放送
【脚本】瀧川晃代
エール・第18話 [エール]
「自分の人生だ。自分の人生を生きる。天から授かった（才能という名の）宝物は、ドブには捨てない」
「お姉ちゃんは文章（の本質）を勘違いしとるよ。美辞麗句 並べたって、伝わらんの。心から出た思いを綴らなきゃ」
NHK／2020年4月22日放送
【脚本】吉田照幸／【原作】林宏司
エール・第17話 [エール]
「わたしは男の後ろを歩くつもりはないから。結婚したとしても、わたしは一緒に歩きたい。一緒に歩いて、お互い支え合って生きていく」
「運命は偶然に見えるけど、実際は生き方から生まれるってこと」
「夢をかなえるひとは、ひと握り。あとは人生に折り合いつけて生きていくの。それが いまは不幸みたいに思えるかもしれんけど、あたしは あんたたちのおかげで幸せ」
NHK／2020年4月21日放送
【脚本】吉田照幸／【原作】林宏司
地獄のガールフレンド・第３話 [地獄のガールフレンド]
「妊娠、出産、育児――。（職場で）優遇されるのは当たり前。（中略） （だけど、わたしは）彼女たちの “誰かのために生きている” という使命感が嫌いだ。誰かのために生きる。それが正しいことである、という正義感が苦しい」
「要はさ、男は欲しいけど、男と関わって、なくすのが怖いんでしょ・・・社会的信用とか、母としての体面とか。そういうものを なくさずに、ひととき、性的に満たされる――。だから、男は風俗に行くわけよ。だったら、女のひとだって、行ってもよくない？」
「女は恋愛の延長線上でしかセックスできないっていう思い込み――。（これは男のひとも一緒よ、）建前上はね。だから、一緒にお風呂に入ってるあいだに恋愛感情が芽生えて、お互いの自由意思でセックスしましたよって・・・。だから、ソープは入浴料ってしてるわけだよ」
フジテレビ／2020年4月20日深夜放送（2019年11月8日、FODにて配信）
【脚本】黒沢久子／【原作】鳥飼茜
行列の女神 ～らーめん才遊記～・第１話 [行列の女神]
「いいのよ、お客様の立場なら感想は自由だから。でも、フードコンサルティングの現場では『いまいち』の一言で片づけるわけにはいかないの。（中略） どのあたりが いまいち だったか ちゃんと説明して、改善策を示さなきゃいけない」
「あの京来軒の夫婦みたいなのを、この業界でなんて言うのか教えてあげましょうか。『能なしの怠け者』って言うのよ。あの老夫婦は長年 なにもせず、常連客の存在に甘えて、店がつぶれそうになって初めて危機感を抱いた。フードコンサルティングに頼ってくる客の中には、ああいう自立心のない連中がたくさんいるわ。親身になってもムダ足になることが多いから、気をつけることね」 →類似
テレビ東京／2020年4月20日放送
【脚本】古家和尚／【原作】久部緑郎
SUITS/スーツ２・第２話 [SUITS]
「命令系統の確認をさせていただいても？ そこが曖昧なままでは、裸で戦場を駆け回るも同然」
「相手の要求を飲もうとすれば、相手はそれ以上の要求をしてくる」
フジテレビ／2020年4月20日放送
【脚本】小峯裕之／【原作】米NBC Universal『SUITS/スーツ』
越境捜査 [月曜プレミア８]
「警察組織なんて、所詮、小さな池だ。泳いでいれば、いつか岸にたどり着く。だが、泳ぐ人間がいること自体が問題なのだよ。組織という池をかき回され、こわされる危険があるからね」
「人間は弱い動物だよ。苦楽を共にした仲間に金を積まれ、泥水を飲んでくれと言われれば、清廉であろうとしても、心はグラつく」
「これは おまえが命を懸けるほどの仕事じゃない。所詮は野心と利権で肥え太ったネズミ同士の戦いだ」
テレビ東京／2020年4月20日放送
【脚本】坂上かつえ／【原作】笹本稜平
何度でも死ぬ。・第３話 [何度でも死ぬ。]
「生きてりゃ、楽しいことも、苦しいこともある。まして、一緒に他人と暮らしてりゃ、それが倍になる。相手のイヤなこと、価値観の違い、そういうのを受け入れて、ときには思いもかけないツラいことに遭遇するかもしれない。それでも、完璧じゃない ふたりで乗り越えていく・・・無様でも。本来、そうやって夫婦の絆って、強くなるんじゃない？」
TOKYO MX2／2020年4月19日深夜放送
【脚本】岩永大生
美食探偵 明智五郎・第２話 [美食探偵 明智五郎]
「毒を盛るというのは、賢い殺害方法とは言えない。毒殺の場合、必ず司法解剖されるから、足がつく可能性も高い。ぼくに言わせれば、わざわざ毒殺を選ぶやつは、推理小説好きのバカか、もしくは殺人者である自分の存在をアピールしたい人間――」
「長え人生、傷つくことは いっぱいあっけど、どったに傷ついても、そのひと自身 変わることはねえ。傷ついても、うんめえリンゴは、うんめえから」
「料理とは そういうものです。同じ材料、同じ味付けでも、美しい皿や、サーブする人間の演出によって、いくらでも その価値は変わる。あなたは この美しく おいしいリンゴを、魔女の毒入りリンゴに変えてしまった」
日本テレビ／2020年4月19日放送
【脚本】田辺茂範／【原作】東村アキコ
オペレーションＺ ～日本破滅、待ったなし～・第６話（最終回） [オペレーションＺ]
「悲観的な専門家の意見を無視し、楽観的な専門家の意見だけを採用し、もし最悪の事態に陥った場合、国民は政府をどう思うでしょう。最悪の事態は想定できていたのに、適切な処置をしなかったと、厳しく糾弾するのではありませんか。（これまでも、そういったことが起こる度に、政府は『想定外』という言葉を使って責任を回避してきたとお思いでしょう？）であれば、政府というのは常に最悪の想定に対処すべきだと、わたしは考えます」
WOWOW／2020年4月19日放送
【脚本】櫻井武晴／【原作】真山仁
