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あさきゆめみし ~八百屋お七異聞・第10話(最終回) [あさきゆめみし]

「色恋や男女の情を、汚れたもの、恥ずべきものと、蔑むのは大きな間違いです。この世に生まれたものは、獣も、鳥も、魚も、蝶々も、虫けらも、すべて恋をします。およそ生きとし生けるものは、花も、草木も、恋をするのです。恋をしなければ、命の引継ぎが断たれてしまう。そうでしょう。忠義のために死ぬるのは正しくて、恋のために死ぬるのは罪悪だと、いったい誰が決められますか。人ひとりの心の中は、空よりも広く、海よりも深い。なにが正しくて、なにが間違っているかは、誰にもわかりません(中略) 。お七さんは、恋をしたから大人だ(、大人として罰を受ける)と言った。長生きよりも、永遠とわに生きる道を選んだ。そうやって、命を引き継いだ。そう思えば、いくらか気持ちが和らぎませんかなあ」



「(死罪が)怖くないと言えば嘘になりますが、気持ちだけはすっきりしています。死ぬのは生きていた証です」


NHK/2013年11月21日放送
【脚本】
ジェームス三木
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あさきゆめみし ~八百屋お七異聞・第8話 [あさきゆめみし]

「この世は、いいこと半分、悪いこと半分。本当はなにが幸せで、なにが不幸せなのか わからない。だから、お七ちゃんの若さで世を はかなむのは、もったいない」


NHK/2013年11月7日放送
【脚本】
ジェームス三木
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あさきゆめみし ~八百屋お七異聞・第2話 [あさきゆめみし]

「(いまは)泰平の時だからな。合戦がなければ、侍は無用の長物だ。御公儀は大名家の取り潰しに血道をあげ、大名家は大名家で人減らしに苦心している。侍は武術を軽んじ、絹物を羽織って、細身の大小を落とし差し、堕落しきって見る影もない」



「男も女も、大人になりかけると、妙に心がうずく。恋に憧れてそわそわする。思いつめて気持ちが高ぶったり、逆に沈み込んだりする。だが、それは いっときの物狂いだ。恋の病だ。時が過ぎれば、自然と熱が冷める。さっぱりとして、落ち着きを取り戻す」



「箱入り娘が世間の風に触れて、急に大人になったんじゃ。いわば、サナギが蝶になったんじゃ。蝶々はひらひら舞って、花の蜜を求める。だが、心はまだ子供だから、花を見分ける力がない。恋でもないのに恋だと思い込んで、浅はかにも熱を上げる。いっときの気の病に、うつつを抜かす。これが いちばん危ない」


NHK/2013年9月26日放送
【脚本】
ジェームス三木
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あさきゆめみし ~八百屋お七異聞・第1話 [あさきゆめみし]

「挨拶はな、敵か味方かを決める大切な境目だ。(中略) 挨拶を怠れば、敵とみなされても仕方がないと思いなさい」


NHK/2013年9月19日放送
【脚本】
ジェームス三木
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