緊急取調室 特別招集2022 ~8億円のお年玉~ [緊急取調室]
「犯人逮捕はゴールじゃない。犯人を逮捕して、ようやくスタート地点に立つことができる。禅問答じゃないよ。犯行の動機を解明しなければ、事件は解決したと言えないんだ」
「被疑者の取り調べは、警察官にとって最も困難な仕事のひとつだ。なぜなら、犯人たちは命懸けで罪から逃れようと向かってくる。諸君は どんな凶悪犯であろうと、素手で立ち向かわなければならない」
「ある者は巧みな嘘をつき、ある者は一言も語らなかった。殴りかかってくる者もいれば、哀れな まなざしで同情を誘ってくる者もいた。しかし、最も厄介なのは罪を犯した自覚がないやつだ。凶悪犯は、凶悪な顔をしているとは限らない」
「3人に同じ質問をする。事前に打ち合わせをしている事項に対しては、3人とも同じ証言になるはず。つまり、完璧に同じ答えをしたことこそ、隠したいポイントです」
「正常性バイアスを ご存知かな? われわれ人間の脳には、自分の周辺だけは安全であると、思い込むところがあるんです。あなただって、家の天井裏に遺体があるかもしれないと疑って、調べることはしないでしょう」
「刑事と被疑者、取調室の中で主導権を握ってるのは、どっちだと思う? 被疑者は黙れる。でも、刑事には黙秘は許されない。ひたすら声をかけ、手を出し続けるしかない。導こうなんて上から目線じゃ、通じない」
「嘘をつくしか生きていけない人間だっているんだよ」
「どんな理屈よ。ひとを殺すしか生きられない人間もいるとか言いだす気?」
テレビ朝日/2022年1月3日放送
【脚本】井上由美子
緊急取調室4・第8話 [緊急取調室]
「多数決は民主主義じゃないんだよ。多数派が正しいとは限らないからさ」
「『知りません』に『なにも』をつけるときは、知っていて、答えたくないときだよ。本当に知らないときは、ただ『知りません』って言うからね」
テレビ朝日/2021年9月9日放送
【脚本】井上由美子
緊急取調室4・第7話 [緊急取調室]
「正直に申し上げます。霊や透視といった超常現象を信じた事はありません」
「正直に申し上げます――。そう前置きする方って、相手に反論を許さないんですよね」
テレビ朝日/2021年9月2日放送
【脚本】井上由美子
緊急取調室4・第4話 [緊急取調室]
「嘘は、いつか きみの首を絞める。きみのために ならないよ」
「刑事は被疑者とダマし合いをしますが、真実をつまびらかにするためのパートナーでもあるんです」
テレビ朝日/2021年8月12日放送
【脚本】井上由美子
緊急取調室4・第3話 [緊急取調室]
「全力で試合に臨むだけです。ハングリーが強さの条件なんて時代が終わったことを証明したいですね」
「あんたら(警察)には何回も世話になったからな。こっちが、ちょっとでも間違ったこと言ったら大喜び。ツッコミどころ見つけたぞって、ヘラついて責めてくる。余計なことは、しゃべらないに越したことねえわ」
「(ボクシングは)男同士がリングの上で殴り合うんだ。相手、信じなきゃ、ただの殺し合いだ」
テレビ朝日/2021年7月22日放送
【脚本】井上由美子
緊急取調室3・第10話(最終回) [緊急取調室]
「取り調べを ただの仕事だと思ったことは ないんだよ。仕事だと割り切ってる相手に、誰も本当のことは打ち明けてくれないからね」
「この取り調べが終わっても、あなたの人生は続くんです。それを忘れてはいけない」
「そんな顔するな。きたない人間は、もっとみにくい顔をしろ」
テレビ朝日/2019年6月13日放送
【脚本】井上由美子
緊急取調室3・第8話 [緊急取調室]
「時代に合った捜査と捜査員――。それを求められてね。そんなとき、ふと感じるんですよね。時代を作ってきた自分が、時代から取り残されたようで、情けないような、むなしいような」
「きみは おかしな男だ。どんなに頭を下げても、謝っているように見えない」
テレビ朝日/2019年6月6日放送
【脚本】福島治子
緊急取調室3・第3話 [緊急取調室]
「(あなたにとって)金より大事なもの。(それは)デイトレで得られるスリルと興奮。勝ったときに味わう恍惚感・・・でしょ」
「格差社会、階級社会なんて、なんとも思ってない なんて口では言っても、心の中では憎んでる。ねたんでる。あなたは そんな社会に復讐したかったんでしょ。(でもね、)復讐したところで、社会はなんにも変わらない」
テレビ朝日/2019年4月25日放送
【脚本】福島治子
緊急取調室3・第2話 [緊急取調室]
「死ぬ気(で頑張る)とかって、負けること前提の弱者の考えじゃないですか」
「将棋は必ず勝敗がついて いいですね。われわれ(警察)の仕事には勝敗なんかつきません。真実がわかれば『勝った』って思えるもんじゃない。むしろ逆だ。こんな真実、知らないほうがよかったと思えることばかりですよ」
テレビ朝日/2019年4月18日放送
【脚本】井上由美子
緊急取調室3・第1話 [緊急取調室]
「昨今、警察は凶悪犯罪に弱腰だと、なにかと批判を浴びていた。(そんな中、)警視庁きっての女性警察官が、正当な手段のもと任務を執行、犯人を排除した。死んだのは、主婦を人質に籠城したクズだ。それで誰が困る。メリットを生むもの のみを、真実と呼ぶのだ」
「自分のやりたいことを、やりたいように やるためには、権限が必要なの。権限は上に行かなくちゃ、得られない。みんな、自分のやりたいことやって、なりたい自分なるために、あがいて生きてる。地位なんか いらない(なんて)能力のないやつが言い訳してるだけ。自分を低く見積もるやつばかり。こんなことじゃ、この国はダメになる。だから、警視庁という最大の組織を中から変えたかった」
テレビ朝日/2019年4月11日放送
【脚本】井上由美子
緊急取調室2・第9話(最終回) [緊急取調室]
「わたしもかつては厳しい取調べをして、被疑者を傷つけたことがあります。刑事は犯人に対して、なにを言ってもいいと思っていました。(中略) 警察官は偉くなんかないのに、思い上がってしまう」
「取調べは、あなた方(犯罪者)がこれから生きていくため、再犯を防ぐためにも、おこなっています。罪を暴くためだけのものではないんですよ」
テレビ朝日/2017年6月15日放送
【脚本】井上由美子
緊急取調室2・第7話 [緊急取調室]
「ひとに ほめられるような女は、それが理由で ねたまれるの。すなわち、女の世界で 誰もが ほめる女は存在しない」
「仲がいいふりは簡単だけど、仲が悪いふりは疲れますよ」
テレビ朝日/2017年6月1日放送
【脚本】井上由美子