さよなら!おばさんデカ 桜乙女の事件帖 ザ・ラスト [金曜プレミアム]
「意地を張るのは、とても大事なこと。尊厳を守るために意地を張る――。素晴らしいこと。でもね、がむしゃらに生きなきゃならないときがある。そのときは意地も尊厳も捨てて、死に物狂いで立ち向かう」
「あたしだって、(あなたみたいな)厄介者 背負いこんじゃったって、困ってるのよ。でもね、目の前にほっておけない者がいたら助ける。(中略) しかも、あなたはまだ子供。大人は子供を守るものなのです。自分で、自分が守れるなら、どこへでも行きなさい」
「なんで警察(へ助けを求め)にいかないんだよ」
「警察はあなたの一生を守ってはくれない。そのうち忘れるわ。そんなとき、あいつらがきたら、あなた、なにをされるか わからないわよ。だから、あたしはあなたが一生 安心して暮らせるところへ連れて行くんです」
「あたしがひとを殺すようなひとに見える? あたしを見てる自分の目を信じなさい」
「あと戻りなんか、できねえんだよ」
「いいえ、戻ろうと覚悟すれば戻れます。それを戻れないのは、あなた、逃げてるだけよ」
「強く生きるんだよ。世の中、ツラいこと、楽しいこと、半分ずつだから。ツラいときに頑張れば、次には必ず楽しいことがくるからね」
フジテレビ/2017年5月12日放送
【脚本】石原武龍
所轄刑事10 [金曜プレミアム]
「命を守るか、秘密を守るか、ふたつにひとつです」
「このふたりはこれから一生、罪を背負って生きていかなければいけない。一生、すみませんって言い続けなければならない。(それで罪が償えるわけではない。)でも、謝ることしかできないんです」
「憎しみは連鎖する。憎しみは なにも生まない。終わらせることができるのは、殴られた自分だけだ」
フジテレビ/2016年12月9日放送
【脚本】ワタナベリョウスケ /【原作】逢坂剛
鬼平犯科帳 THE FINAL・前編 「五年目の客」 [金曜プレミアム]
「惚れあった男と女の人目を忍ぶ逢瀬というものは、たまった思いをぶつけあうもので、いくら隠しても顔や体からにじみ出てくるものでございます。いえ、忍んでるからこそ、ときめき、輝きが、こぼれ出るものだと・・・。小さな炎を、ここぞとばかりに燃やすものでございます」
「ふっくらとした、穏やかな顔ですが、ふとした目の動きに、地獄を見てきたような陰がございます」
フジテレビ/2016年12月2日放送
【脚本】金子成人/【原作】池波正太郎
誘拐ミステリー超傑作 法月綸太郎 一の悲劇 [金曜プレミアム]
「ひとが ひとを だまそうとする たくらみ、それがトリックの本来の意味です。たとえ時代がデジタル化しようとも、犯罪をたくらむのは人間。相手をだまそうとする悪意がある限り、トリックは尽きることはないんです」
フジテレビ/2016年9月23日放送
【脚本】関えり香/【原作】法月綸太郎
松本清張スペシャル・一年半待て [金曜プレミアム]
「きみが良心的なのは よくわかる。(中略) だけど、その良心が、頑なで、杓子定規で、まわりの人間を圧迫することもあるんだよ。不幸に追い込むことも、ないとは言えない」
「世の中は、男と女で成り立ってるんだ。男がいるから女は生きていけるんだし、男だって女がいるから生きていけるんだよ。法律とか、正邪善悪とかは、権力者があとから作ったんじゃないか」
「間違いは誰にでもあるよ。ひとの一生は迷路みたいなもんでね、いろんな失敗や過ちを繰り返しながら生きてるんだ。だから、他人には寛容でなければならん。許し合って生きるしかない」
「岡島と須村さと子の生き方を、きみの物差しでコントロールするのはおかしいと言ってるんだ。弁護士にそんな権利があるとは思えないね」
「岡島は(結婚して)不幸になりたがってるんだ。不幸の中に幸せを見つけようとしてるんだ」
「被害者意識は誰でも持つけどね、自分が加害者だってことは、めったに気がつかないんだ。戦争でも、夫婦ゲンカでも、争いごとの根本はそこにあるんだよ。正義ってものは、必ず両方にあるんだ」
フジテレビ/2016年4月15日放送
【脚本】ジェームス三木/【原作】松本清張
大奥・第二部 ~悲劇の姉妹~ [金曜プレミアム]
「上様の心をつなぎとめようとするは、暴れ馬を棒にくくりつけるのと同じこと。棒のほうが倒れて、折れてしまうわ」
「なぜ そこまで ひとをうらやむ。なぜ そうまでして ひとのものを奪う。(中略) なに不自由なく育ち、持てるものを持てるだけ持っていながら、なぜ そのうえ ひとから奪う。持てども、持てども、飽き足りぬ心――。苦しかろうのうな、そんな心を持っていては」
「わたくしはこの世を勝ち負けの場と思うておりました。なれど、違うたのです。この世は生きて、ただ生きて、命に出会うところ・・・愛しいと思う命に」
「存分にお恨みくださいませ。死にゆく身には、あわれみも、許しも、かえって荷が重うございます」
フジテレビ/2016年1月29日放送
【脚本】浅野妙子
浅見光彦シリーズ52・神苦楽島 [金曜プレミアム]
「わたしたち人間は、ある決断をする場合、ときとして神の意志を言い訳にします。でも、それを繰り返してきたのが人類の歴史でもあるんですね。神々は、人間とはそういうものだと、わかって下さっています。だからこそ神。だからこその神」
フジテレビ/2015年9月4日放送
【脚本】寺田敏雄/【原作】内田康夫
名探偵 神津恭介2 ~呪縛の家~ [金曜プレミアム]
「愛情と憎しみ、相反する感情を同時に抱えること。すなわち、アンビバレントの状態こそが、常軌を逸した行為へと、ひとを駆り立てるのです。そして、たいていの場合、行為者はそのことに対して無自覚だ」
フジテレビ/2015年7月10日放送
【脚本】入江信吾/【原作】高木彬光
新・奇跡の動物園 旭山動物園物語2015 ~命のバトン~ [金曜プレミアム]
「当たり前のことをさ、当たり前のように毎日やってるとな、当たり前に できるようになるんだ」
「動物はみんな死ぬまで生きる。ギリギリまで弱みを見せずに生き抜く。オレたち(飼育員)はただ一生懸命、最期までそれに向き合う」
フジテレビ/2015年4月10日放送
【脚本】相良敦子