ヒポクラテスの誓い・第5話(最終回) [ヒポクラテスの誓い]
「命ってのは強いんだ。医学的には、そう簡単には死なない。でも、人間は社会的理由で、自ら死を選んでしまう。どんなにデータを集めても、心の死だけは防げない」
WOWOW/2016年10月30日放送
【脚本】篠﨑絵里子/【原作】中山七里
ヒポクラテスの誓い・第4話 [ヒポクラテスの誓い]
「多忙な医療の現場で、日常的に使う薬を、その度に調べ直せというのは、確かに過酷な注文だろう。だが、残念ながらそれを理由にできないのが医者なんだ。ひとつしかない患者の命を預かる以上、たった一度の失敗も許されない。それが医者の宿命なんだ」
WOWOW/2016年10月23日放送
【脚本】篠﨑絵里子/【原作】中山七里
ヒポクラテスの誓い・第3話 [ヒポクラテスの誓い]
「きみたちは表に出た兆候だけで肺炎だろうと推測し、測定器の数値で生死を判定しただけだ。死因を究明したことにはならない」
「気持ちを捨てろって言ってるわけじゃないのよ、教授は。論理よりも感情を優先させるのは、医学を志す者の態度ではない。そういうことよ」
WOWOW/2016年10月16日放送
【脚本】篠﨑絵里子/【原作】中山七里
ヒポクラテスの誓い・第2話 [ヒポクラテスの誓い]
「北欧諸国では、変死した遺体は ほぼ全例 解剖する。日本はわずか11パーセントだ。先進国を名乗る国の中で、最低の数字だ。解剖率の低さは、社会の秩序を守る力の弱さにつながる。本来は変死のみならず、自然死、事故死、病死、いかなる死も解剖し、データを蓄積することが必要だ」
「ひとはさ、真実を知って初めて悲しみに立ち向かえるんじゃないかな」
「生体だろうが、死体だろうが、メスを入れるべきときに入れない医者など、医者ではない。医師免許と言う紙切れを持っているだけの、ただのクソ虫にすぎん」
WOWOW/2016年10月9日放送
【脚本】篠﨑絵里子/【原作】中山七里
ヒポクラテスの誓い・第1話 [ヒポクラテスの誓い]
「法医学者が死因を究明するのは、警察のためでも、場合によっては遺族のためでもない。国民の権利と安全のためだ。誰かが死んだとき、同じことが起きないために、どうすればいいのかを検討する――。法医学は社会医学だ」
「警察が年間で取り扱う死体の数、どれぐらいだと思う。(平成)26年度で約16万6000。そのうち司法解剖に回せるのは、約11パーセント。(中略) 9人のうち8人が本当の死因がわからないまま火葬されてる可能性がある。犯罪者には天国だよ、この国は」
WOWOW/2016年10月2日放送
【脚本】篠﨑絵里子/【原作】中山七里