もみ消して冬 2019夏 ～夏でも寒くて死にそうです～ [もみ消して冬]
「秀作のよくないところは、まだ試してもいないのに、頭の中だけで理解した気になって否定するところよ。だから、なにをやっても前に進んでいかないのよ」
「気弱なくせに、融通がきかない。逃げ腰なくせに、ときとして正義を振りかざしてくる。（おまえの）そういうところが、いちばんの教育失敗だと言ってるんだよ」
「やると決めたら、できたも同然。どんな困難も、たかが こんなもんだ と笑って進む」
「頑固な汚れから、事件の痕跡まで、消せないものはございません」
「世の中の大半の人間は、おまえの作るケーキを拒絶するかもしれん。だが、無謀な挑戦ほど、応援してくれるひとたちも必ずいる」
日本テレビ／2019年6月29日放送
【脚本】金子茂樹
もみ消して冬 ～わが家の問題なかったことに～・第10話（最終回） [もみ消して冬]
「ちょっとしたことでも自然に『ありがとう』って感謝の言葉が出るようになったんだよね。どうして言えるようになったかわかる？ 毎日、家族がたくさん『ありがとう』って言ってくれるから。お金と一緒で、『ありがとう』がたくさん たまってくると、外で使いたくなるんだよね」
「鶏は『ありがとう』と言われたくて卵を産んでるんじゃない。朝がくるから卵を産む、それだけのことだ。なのに、ぼくは家族に『ありがとう』と言われたくて、卵を取りにきている。『ありがとう』欲しさに、手伝いを買って出ている。もし家族が感謝してくれなくなったら、卵を取りにくるだろうか・・・。ぼくはまるで『ありがとう』と言われなきゃ卵を産まない傲慢な鶏だ。（中略） なんの見返りも求めずに、無償の愛と豊富なタンパク質を人間に提供してくれる鶏――。そんな鶏のような人間に、ぼくは なりたい」
「お金で動くのは三流、感謝で動くのは二流、自分から動くのは一流」
「最小の犯罪で最大の成果を上げる――。これも北沢家の流儀」
日本テレビ／2018年3月17日放送
【脚本】金子茂樹
└ ３段目：登場人物の著書にある言葉（台詞ではない）
もみ消して冬 ～わが家の問題なかったことに～・第７話 [もみ消して冬]
「ファミレスで不幸自慢してる おばちゃんたちが、なぜ あんなにも幸せそうに見えるか わかる？ 他人の不幸をエネルギーにして、自分の不幸を提供する。不幸話のエネルギー循環が効率よく おこなわれているから、おばちゃんたちは あんなに生き生きして見えるのよ」
日本テレビ／2018年2月24日放送
【脚本】金子茂樹
もみ消して冬 ～わが家の問題なかったことに～・第４話 [もみ消して冬]
「人間は目当ての獲物より大きい獲物が現れると混乱する。下着泥棒を追跡中に３億円の強盗犯が自首してきたら、誰だって戸惑う。イノシシ狩りにきて、目の前にヒグマが現れたらお手上げだ。（執事の背中にある）鯉の入れ墨なんて、所詮は小物。キスする姉さんは３億円のヒグマだ」
「世界の真実に気づいている人間も たったの２割。残りの無知な８割の人間は間違った選択をして、その結果、２割の人間に泣きつく。歴史はその繰り返しだ」
日本テレビ／2018年2月3日放送
【脚本】金子茂樹
もみ消して冬 ～わが家の問題なかったことに～・第１話 [もみ消して冬]
「トイレに落書きをするひとに一言 申し上げたい。落書きは器物損壊罪という立派な犯罪だ。こんな劣悪な環境で、わざわざ筆箱からペンを取り出し、不満をぶちまける情熱が残ってるなら、きっと人生は変えられる」
「ぼくは いまから法を犯しにいく。言い訳をするつもりは一切ない。だからといって、その道中に やみくもに罪を重ねるつもりもない。むしろ、罪は最小限に抑えるべきだと考えている。犯罪者であるルパン三世が あれほどまでに国民から支持されてきたのは、宝石を盗む以外の犯罪を極力 最小限に抑えていることと、今回のわれわれのケースのように、相手の凶悪性がこちら側の罪を上回るからに ほかならない」
日本テレビ／2018年1月13日放送
【脚本】金子茂樹
