なつぞらSP 秋の大収穫祭・特別ドラマ2「十勝男児、愛を叫ぶ!」 [なつぞら]
「こんなに惚れてるのに、いつの間にか(きみのことを)空気みたいに思ってた。でも、信じてくれ。オレにとって、きみは どんな空気よりも、おいしい おいしい空気なんだ。いつまでも吸っていたい、恋しい空気なんだ」
NHK BSプレミアム/2019年11月2日放送
【脚本】奥山雄太/【原作】大森寿美男
なつぞら・第141話 [なつぞら]
「今回はもっと日常的な人間の表情をとらえたいんです。大袈裟に喜怒哀楽を表現したり、過剰なドラマ主義に走らなくても、ちゃんとドラマが見えてくるような・・・。人間が生活する上での、細かい心の動きをいちばん大切に表現したいんです」
NHK/2019年9月11日放送
【脚本】大森寿美男
なつぞら・第138話 [なつぞら]
「なっちゃんは(別の会社に移ること)それを裏切りだと思ってるわけ? この会社を裏切りたいとか、ぼくたちを裏切りたいと思ってる? (思ってないん)だったら、その選択は裏切りじゃないよね」
「アニメーターはもう、ひとつの会社に こだわってるときじゃない。それより、ひとつの作品に こだわるべきだろ」
「冗談を言うときは、冗談だという雰囲気を出してもらわないと、誰も笑いませんよ」
NHK/2019年9月7日放送
【脚本】大森寿美男
なつぞら・第123話 [なつぞら]
「(子供のために手を尽くすのがムダだと思うん)だったらアニメーションなんか やめなさい。子供はそこまで見ない? 子供の想像力とわたしたちは闘ってるの。それを越えたときに、初めて わたしたちは子供に夢を見せられるんでしょ。子供をバカにするなら、アニメーションを作る資格はないです」
「きみが なんでもないと言うときは、独りで我慢するときだ」
NHK/2019年8月21日放送
【脚本】大森寿美男
なつぞら・第114話 [なつぞら]
「(絵を描くことも、畑で作物を作ることも)どちらも生きるためにすることですけど、畑仕事は食うためで、絵を描くことは排泄かな。我慢できなくなると、漏らしてしまうでしょ。そういうものですよ、絵は」
「考古学というのはね、なつさん。歴史学なんですよ。(中略) 歴史学というのはですよ、なつさん。歴史を復元することなんです」
NHK/2019年8月10日放送
【脚本】大森寿美男
なつぞら・第107話 [なつぞら]
「わたしは あなたの才能を好きになったわけじゃありません。あなたの言葉を、生きる力を、好きになったんです。(中略) だけど、あなたは違った。好きじゃないことを、才能のせいにしないでください」
NHK/2019年8月2日放送
【脚本】大森寿美男
なつぞら・第102話 [なつぞら]
「なっちゃんは相変わらずだ。どんどん先 行くぞ。脇目も振らずって感じだな。オレは結局、なっちゃんには追いつきもせんかった」
「競争じゃないべ、生きるのは」
NHK/2019年7月27日放送
【脚本】大森寿美男
なつぞら・第100話 [なつぞら]
「うーん、(役者としては)まだまだかな。ていうか、まだまだできるっていう “まだまだ” よ」
「蘭子さんの芝居は、たしかに すごいと思いました。しかし、劇団としては どうなんでしょうか。演出にしても、なにか新しいものを生み出してやろうとする意欲を まったく感じることが できませんでした。チェーホフなら、新しくなくても いいんですか。昔のひとから教えられたような、ありきたりの新劇でいいんですか。いや、ただ蘭子さんの芝居を見せるためにやってるように見えたと言ってるんです。そのための劇団でも、いいんですか」
「あなたはひとの反感を買ってからでないと、まともなことが言えないんですか」
「好きでも一緒に生きられないことだってあるし、たとえ相手に好きになってもらえなくても、好きなことが おんなじなら、一緒に生きれてることだって あるんでないかい」
NHK/2019年7月25日放送
【脚本】大森寿美男
なつぞら・第98話 [なつぞら]
「きみは多くのアニメーターからは嫌われてるよ。そりゃ、あれだけ理屈で攻めたら、もともと感性で動く芸術家肌のアニメーターたちから、そっぽを向かれたって、これは仕方のないことだ。それに、労働組合の幹部なんかやってるから、会社からだって煙たがられてる。きみの味方は ほぼいない。もうゼロだな。そう、だから くさるな。くさったら負けだ。ひとに嫌われる勇気を持つことも、演出家にとっては大事な資質なんだ」
NHK/2019年7月23日放送
【脚本】大森寿美男
なつぞら・第95話 [なつぞら]
「結婚を認めてもらうことが幸せなの? したら、幸せはひとから与えてもらわなきゃいけないものなの?」
「(駆け落ちなんか、最初から うまくいくはずが なかったんだと思うようになったのは)あなたが うまくいかなかったからじゃないの? ジャズの雑誌に原稿 持ち込んでも、うまくいかなかったんでしょ。自分の実力を知って、こんなはずじゃなかったって、思ったんじゃないの、きびしいようだけど」
NHK/2019年7月19日放送
【脚本】大森寿美男
なつぞら・第94話 [なつぞら]
「怒ると余計に腹が立ちますよ。腹が立ってることをますます意識するだけですから」
「お互いに好きになったんですから、お互いに強くならなければ、不公平になるだけです」
「男親は(恋人ができた)娘の気持ちより、相手の男を抹殺することしか考えないでしょや」
NHK/2019年7月18日放送
【脚本】大森寿美男
なつぞら・第91話 [なつぞら]
「愛って、志よ。男の存在には愛を持てないけど、この(胸の内にある)志だったら、愛を持てる。ただ そこに そのひとがいるだけで好きなんて、あり得ないしょ。愛の不合理さを認めるから、女は不幸になるんです」
「女にとっては、結婚も志でしょ。するか、しないかも含めて、女は なにを いちばんに考えるかで、生き方が決まってしまうんだから」
NHK/2019年7月15日放送
【脚本】大森寿美男
なつぞら・第89話 [なつぞら]
「芝居は覚えるもんじゃねえ。生み出すもんだ」
「あなたって、ズルいわ。そうやって、なんでも一途に自分の情熱だけを貫こうとするんだから。まわりで悩んでいるひとは、なにも言えなくなるでしょ。でも、ものを作るには大事なことよ。それがないと、すぐに妥協するからね」
NHK/2019年7月12日放送
【脚本】大森寿美男
なつぞら・第85話 [なつぞら]
「あんたら兄妹って、ヘンゼルとグレーテルみたいだもんね。(中略) 深い森の中に連れて行かれるとき、兄は帰り道がわかるように、パンをちぎって落としていくでしょ。あんたら兄妹にとって、そのパンが “絵” なんだわ。パンを落とす代わりに(家族の)絵を描いてんの。それが自分の家に帰るための道しるべなんだわ。だけど、そのパンは鳥に食べられてしまって、兄妹は帰り道を見失ってしまう。その鳥は、そう “ときの流れ” という名の鳥なんだわ。ときは流れて、子供はいつしか子供じゃなくなっていく・・・」
NHK/2019年7月8日放送
【脚本】大森寿美男