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凪のお暇・第10話(最終回) [凪のお暇]

「花いちもんめ――。あれって、選んでもらう遊びじゃなくて、欲しい子を選ぶ遊びだと思うの。(選ばれないことを)怖がってないで、自分から選んじゃえばいいのよ。そっちのほうが、人生、楽しいじゃない」


TBS/2019年9月20日放送
【脚本】
大島里美/【原作】コナリミサト
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凪のお暇・第9話 [凪のお暇]

「嫌い・・・お母さんが、ずっと。罪悪感あおって、言うこと聞かせようとするところとか、外では いいひとぶるところとか、自分も できないようなこと、わたしに期待するところとか・・・嫌い。だけど、お母さん、かわいそう。独りぼっちだから、まえのわたしみたいに、まわりに誰もいないんだよね・・・本当の気持ち こぼせるひと。だから、わたしが必要なんだよね。(だけど)ごめん。わたし、お母さんのためには生きられない。自分でなんとかして。わたしも自分で自分をなんとかするから。期待に応えられなくて ごめん。でも、期待に応えない自分のほうが、(お母さんの言う)みっともない自分のほうが、わたし、生きてて楽しいんだ」


TBS/2019年9月13日放送
【脚本】
大島里美/【原作】コナリミサト
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凪のお暇・第8話 [凪のお暇]

「客席から見たら一目瞭然・・・なのに、スクリーンの中のヒロインは気づかない――。王道よねえ」



「嫌いなことを口に出して自覚すると、ちょっとラクになるってのはあると思うよ」



「空気 読んで、相手にとって都合のいい酸素になって、いつの間にか自分が消える」


TBS/2019年9月6日放送
【脚本】
大島里美/【原作】コナリミサト
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凪のお暇・第7話 [凪のお暇]

「いますぐ どうこうってことは ないかもしれないけど、自分が変わったことで、相手の見え方が変わってくるってことは あったりするわよね」



「『でも』って言って、やらない理由を並べて、新しいこと しないほうがラクだけど、ずっとそうしてきたけど、それじゃ、見られない景色があると思うから」



「おまえ、いくつよ。(中略) いまでも空気 読んで生きてんだ? 家でも、職場でも、女の前でも。なに そんなに守りたいの? オレは好きな名前で、やりたいときに、やりたいことをやる。おまえもさ、ひとりでもいいから、本当の顔さらせる相手がいたら、もう少しラクに生きられんじゃね」


TBS/2019年8月30日放送
【脚本】
大島里美/【原作】コナリミサト
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凪のお暇・第6話 [凪のお暇]

「あんたって、もしかして自分のこと『わたしって、聞き上手なタイプ』とかって思ってない? ホントの聞き上手ってのは、相手が打ちやすいボール、先に投げてあげてるから。あんたの場合は、あんたが相手の顔色うかがうばっかりで、なんのボールも投げてこないから、相手が気をつかって話題を作ってくれてるだけ。じゃあ、あんたが会話のボールを自分から投げられない理由はなんでしょう? あんたが相手に興味ないからよ」



「坂本さんの いつも前向きなところ、素敵だと思います。けど、たまには後ろも向かなくちゃ、自分がどこにいるのか、わからなくなっちゃいませんか」



「あなた、その胸の痛みが何なのか、本当に知らないの? だとしたら、初恋ね、おめでとう。そして、ご愁傷様・・・ままならぬ愛と欲望の世界へようこそ。今度は、自分が壊れる番ね」


TBS/2019年8月23日放送
【脚本】
大島里美/【原作】コナリミサト
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凪のお暇・第5話 [凪のお暇]

「号泣? 慎二がですか? いや、ないです、ないです。あのひと、血とか涙とか、そういう人間的な液体が流れてるようなタイプじゃないので」



「わたし、SNSとかで誰かの旅の素敵な写真がアップされる度、『で?』って。『わたし、知ってるよ。遠くに行っても、あなたが なんにも変わらないこと。意味なくない?』って『いいね!』押しながら思ってて。でも、あんなに遠くに行けちゃうひとたちって、ホントはすごかったんだなって。わたし、28才でいま無職なんですけど、これまでの人生で、自分の意志でどこかに行きたいって思ったこと一度もなくて。いつも誰かに乗っかって泳ごうとして、その浅ましさに一度 気づいて、元カレにも『これからは独りで泳いでいくから』って、大きな口たたいた直後に、恋のキラキラに溺れて、また別のひとに乗っかって・・・。だから、わたしは自分の意志で、自分の足で、独りで、海に行かなきゃいけないんです、いますぐに」



「あんたは『カワイイ』『面白い』って、それだけで(女の子に)いくらでも優しくするけど、ありったけの水をもらったほうは、その先が欲しくなるの。あんた、そういうの わかんないでしょ」



「どこに行っても八方美人って言われるひとのことって、どう思われますか」
「八方ブスより、よくね?」


TBS/2019年8月16日放送
【脚本】
大島里美/【原作】コナリミサト
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凪のお暇・第4話 [凪のお暇]

「まえに わたし言ったよね。あいつ、ひととの距離感 おかしいから、勘違いしちゃダメだよって。あいつ、誰にでも渡すからね、部屋の鍵。ゴンてさ、優しいでしょ。一緒にいると、めちゃめちゃ もてなしてくれて、そのとき自分が いちばん言って欲しい言葉くれるでしょ。あいつは ただ ひたすら、目の前にいるひとに誠実なの。この意味わかる? それって つまり、目の前に いないひとには不誠実ってこと。だから、平気で約束も忘れる。あいつの言う『おもしろい』も『かわいい』も真に受けちゃダメ。誰にでも ああだから。誰でもウェルカムなの。そこがクソ。しかも、エッチがクソうまい。そこが あいつの怖いとこ。マジ思い出したくない(わたしの)ドブ歴史だから。あいつのせいで、どんどん倒れてく女の子たちの屍 見て、正気に戻ったの。あいつと うまくやっていくには、用法・用量を守らなきゃダメ。依存したら終わりだよ」


TBS/2019年8月9日放送
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大島里美/【原作】コナリミサト
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凪のお暇・第3話 [凪のお暇]

「(まるで)少女マンガじゃないですか・・・突然のキスに、ビンタで応戦とか。来月号、めちゃくちゃ楽しみなやつじゃないですか」



「今日(婚活パーティに)いたみたいな男、こっちからムリだけどね。自分の顔と、エントリーシートの職業と年収 見直してからこいって感じ。要はさ、はいはい言うこと聞いてくれそうな、都合のいい、チョロい女 見つけて、やりたいだけじゃん。浅ましい」
「じゃあ、なんで今日の足立さんは、そんな肩 出した格好してるの?(中略) もしかして、会社帰りに わざわざ着替えたの? すごいガッツ。エントリーシート見直してこいってことは、職業や年収が お眼鏡にかなえば、それでオッケーってことだよね。そのひとの肩書きによっては、抱かれちゃうってことだよね。それって、チョロそうな女に群がる男と同じぐらい、浅ましいんじゃない?」



「(まわりの空気 読んで、うまくやっていける力があるなら、それでいい?)そうかもね、そこにオレは いないけど。ただただ相手にとって、心地のいい言葉を返すだけの透明人間」



「(慎二みたいに)空気を読むのが上手で、群れの中で先頭を切って泳いでいけるようなひとには、一匹だけ はぐれたイワシの気持ちはわからないよね。でも、(わたしは)脱線してもいいから、群れに戻れなくてもいいから、これからは誰かに乗っかって泳いでいくんじゃなくて、ちゃんと独りで泳いでみたいの」


TBS/2019年8月2日放送
【脚本】
大島里美/【原作】コナリミサト
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凪のお暇・第2話 [凪のお暇]

「よその子たちのこと、いいなって、チクショーって、ひとしきり妬んだら、目の前にあるもので工夫して遊んじゃうのはどうだろう。なんもないなら、なんもないなりに、楽しんじゃおうよ」



「男女の悲劇の引き金はね、いつだって言葉足らず。彼はただ『好き』って、伝えるだけで よかったのよ」



「あたし、いままで なんにも見てなかったんだなあって・・・。いつも自分が、まわりの(人間関係の)テストに受かるか、落ちるか、ビクビク気にして、自分のことしか見てなかったんだなって」


TBS/2019年7月26日放送
【脚本】
大島里美/【原作】コナリミサト
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凪のお暇・第1話 [凪のお暇]

「(場の)空気って、自分で作るもんでしょ。読む側に回ったら、負けですよ」


TBS/2019年7月19日放送
【脚本】
大島里美/【原作】コナリミサト
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