決してマネしないでください。・第8話(最終回) [決してマネしないでください。]
「12月25日は(クリスマスじゃない。)われらが敬愛するアイザック・ニュートン先輩の誕生日だよ」
「そう、生涯 彼女がいなかったニュートン先輩を称えて、12月25日は女性と過ごすの禁止」
「いますぐタイムマシンに乗れる方法を教えてやろう。タイムマシンが発明されたら、いまこの時間のここに『オレに会いにこい』って、子孫代々に語り継いでいけばいいんだよ」
「飯島さんがぼくを好きではなかっただけで、ぼくが飯島さんを好きでいることを禁じられたわけではないんですよ。好きなひとが喜んでくれると思ったのなら、プレゼントをやめる理由はないでしょう」
NHK/2019年12月14日放送
【脚本】土屋亮一/【原作】蛇蔵
決してマネしないでください。・第5話 [決してマネしないでください。]
「飯島さんが ぼくに(抱きつくなんて)あんなことを・・・。まさか、あれは仮想現実? 新手のVR技術か。きっとそうだ。ぼくの思いが進展するより、ぼくの知らないうちに科学が飛躍的に進歩するほうが、可能性が高いと断言できる」
「結果より、過程を大事にしたほうが、自信はつくな。結果は水ものだが、努力したという事実は確かだろ。揺らいだときには、揺らがないものを思い出せ」
「思ってたほどプラスじゃなかったってだけで、マイナスに考えることないでしょ。(中略) あせって悪循環に はまるのが(恋愛)初心者の陥りやすい落とし穴だから」
「発明と言えば、多くのひとが突然ひらめくようなイメージを持っているかもしれませんが、(中略) 実際は、水の入ったコップに氷を加えていき、それが こぼれたところが発明、というイメージのほうが近いかもしれないね。コンピューターにおいては、コンピューターのアイディアというコップを、アラン・チューリングが用意して、その中に様々な技術が蓄積されていき、次に なにか入れたら水があふれる・・・そんなときに、最後の一個を入れたノイマンがいた。そんなふうに考えたら、自分にだって、なにか とんでもないことが できるかもしれない、そうは思いませんか」
NHK/2019年11月23日放送
【脚本】土屋亮一/【原作】蛇蔵
決してマネしないでください。・第4話 [決してマネしないでください。]
「会話にさ、正解も不正解もないが、口のうまさは重要だぞ。(中略) 女の子に『なにもしていないのにパソコンが壊れた』と言われたら、『なにもしないから、家に行かせて』だ。正解だけが答えじゃない」
「(彼女のほうが3、4才 年上だと)やっぱり、その差って大きいんでしょうか」
「気候変動の研究をしているぼくからすると、10年ぐらいは誤差だ」
「地質を研究するオレからすると、1000年ぐらいは誤差だ」
「銀河の研究をしているわたしからすると、1万年ぐらいは誤差だ」
「ケチャップを出すとき、ビンの底を叩いてはいけません。ケチャップ自体の慣性で、底に張りつきます。ケチャップが固まるのは、デンプン同士が結びつくせいで、それを切るには振動がいちばんです。このように(上下に)振ると、ドロっとします。叩くなら、こうやって口側を持った手を、下から叩いてください。慣性で下に流れます」
NHK/2019年11月16日放送
【脚本】福田晶平/【原作】蛇蔵
決してマネしないでください。・第3話 [決してマネしないでください。]
「物理学は、自然がどんなルールで できてるか、数学を使って解き明かす学問です。たとえば、宇宙のはじまりや、宇宙の果てに行くことはできませんが、物理学を使えば、そこで なにが起きてるのか知ることができるんです。考えるだけで宇宙の果てまで行ける――。それが物理学です」
NHK/2019年11月9日放送
【脚本】鎌田順也/【原作】蛇蔵
決してマネしないでください。・第2話 [決してマネしないでください。]
「夢を見て なにが悪いのです。むしろ夢を見るのが、科学者の仕事でしょう。大体のことは、一度や、二度や、三度や、四度、失敗する。勝負はそれからです」
NHK/2019年11月2日放送
【脚本】福田晶平/【原作】蛇蔵