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グランマの憂鬱・第8話(最終回) [グランマの憂鬱]

「思い通りにならないことを経て、子供は成長するもんさ。それを、親が邪魔をするのはナシだ」



「独りで頑張ろうなんて思っちゃいかん。そんな思い込みで母親が追い詰められて、いちばんツラい思いをするのは子供だ」



「まわりを頼りなさい。なにも、あんたがラクするためでも、サボるためでもない。それは子供のためなんだ」



「木は あったかい お日様だけじゃ、育たない。冷たい雨や、重たい雪、強い風に吹かれて、強くなれるんだ。雨が降れば、傘を作ろうと枝を広げる。風に吹かれれば、倒れないように根っこが太くなる。ひとも一緒だ。嫌なこと、悲しいこと、泣きたいこと――憂鬱なことがないと、成長できないんだ。大切な誰かが死ぬことは、その中でも いちばん憂鬱なことなんだ。けど、その分、乗り越えたときには、大きく、強くなれるんだよ」


フジテレビ/2023年5月27日放送
【脚本】
的場友見/【原作】高口里純
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グランマの憂鬱・第7話 [グランマの憂鬱]

「昭和の男は あんなもんだよ。女の顔色なんて見やしない。強く、たくましく、自由奔放。それでいて、弱虫で、情けない。可愛いもんだよ」



「言葉には、口にすべき言葉と、飲み込む言葉、両方ある。察するに、あんたさんは飲み込むべき言葉を口にし、口にすべき言葉を飲み込んでるんじゃないですか」



「赤ん坊が泣くのは当たり前だろ。それが まわりに迷惑がかかるって(思うのは)おかしなことだ。子育てを窮屈にする考えは捨てなさい。子供は宝。母親だけじゃない、みんなを巻き込んで育てる気持ちが必要だ」


フジテレビ/2023年5月20日放送
【脚本】
遠山絵梨香/【原作】高口里純
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グランマの憂鬱・第6話 [グランマの憂鬱]

「大事なのは、仕事じゃない。おまえさんの人生だ。仕事ごときで、真っ当に生きるチャンスを捨てるでないよ」



「いまどきの若者は、努力をする前に不満を抱き、成長することを放棄する。なにかを成し遂げもせず、なにかを得ようなんて、ムリな話だと思わないか」



「わたしならできる。自分にそう言い聞かせて、仕事をしてきました。でも、そう思えば思うほど、今度は できない自分を認めたくなくて、ツラくても助けてって言えなくて・・・」



「誰とでもうまくやっていけるとは限らん。それが わかっていても、理由や原因を探して自分を納得させたい。その結果、ひとのせいにしたり、自分を卑下してしまう。そんな姿勢では、悪い考えしか浮かばん。ひとが ひととしているためには、理屈や理由は必要ないってことだ」



「(自分)ひとりの力で どうにかなる なんて思っちゃいけない。上とか下とか関係ない。どんな時代になろうとも、手を貸してくれるモンがおるもんだよ。(中略) 踏ん張れ、中高年。ねばれ、若者。先は まだまだ長いぞ」


フジテレビ/2023年5月13日放送
【脚本】
阿久津朋子/【原作】高口里純
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グランマの憂鬱・第5話 [グランマの憂鬱]

「家族は一緒にいるべきだって考えは間違ってるよ。その結果、お互いを傷つけ合う家族もいるから」



「夢ちゃんと初めて会った日が雨だったね。ぼくが空を見上げて ため息ついたとき、夢ちゃんは言ったんだ。やまない雨はないし、雨の日がないと晴れの日が ありがたくないですよねって」


フジテレビ/2023年5月6日放送
【脚本】
森脇京子/【原作】高口里純
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グランマの憂鬱・第4話 [グランマの憂鬱]

「地獄は罪を犯した人間が行くところ。いちばん重い罪は殺人。その次は不倫――。(中略) 鬼が不倫した者の両手両足を押さえ込み、もうひとりの鬼が、よく切れる刃物で、1ミリ単位で体の端から端まで切り刻む。切り刻み終わっても、あら不思議、元通り。また最初からやり直す。これが、いわゆる『薄切りの刑』だ。そして、それが永遠に続く。残酷だ。でも、それが罪の重さってやつだ」



「おまえは勝二に許してもらいに戻ってきたわけじゃない。罰してもらうために、この村に戻ってきたんじゃないのか。罪の意識があればあるほど、恨み言を言われたほうが、幾分 心が晴れることもあるからな。だが、相手に裁きを委ねてラクになろうとするのは違うぞ、律子」



「本当に言わなければいけないことを、ちゃんと自分の言葉で伝えたらどうかね。外見だけじゃなく心まで着飾って、本心が出せないんじゃないのか」



「ひとは誰しも、誇れるような生き方をしたいと願い、そして、次々と挫折すんのさ。だからこそ、人間やっとるっていう話じゃ」



「おまえさんが住んでいる ここも、実は地獄なんだよ。いちばんラクな地獄。苦しかったり、悲しかったり、痛かったり・・・生きている限り、何十回も、何百回も、繰り返すだろ。この世も結構しんどいもんだよ。それらは皆、天国にないものだからな。だからな、この世も地獄の一角なんだ」


フジテレビ/2023年4月29日放送
【脚本】
遠山絵梨香/【原作】高口里純
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グランマの憂鬱・第3話 [グランマの憂鬱]

「この世はな、目に見えない、誰にも語られない、そんな縁の下の力持ちによって支えられてるんだ。ひとは決して独りの力だけでは生きては行けない。けど、それらを知らなきゃ、すべての恩恵を当たり前に思い、感謝もしない。しまいには、傷つけることにもなる。(中略) そろそろ、世の中が どのように成り立ってるかぐらい、知っとくべきだ。いつまでも無知じゃおれんぞ」



「もうこれで充分。思い残すことはない――そう思うのは悪いことではない。でもな、ひとは片方で『いや、まだ自分には なにか あるはずだ』って思う。その正体が向上心だ。それが はつらつと生きる糧になる」


フジテレビ/2023年4月22日放送
【脚本】
遠山絵梨香/【原作】高口里純
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グランマの憂鬱・第2話 [グランマの憂鬱]

「そんなところ(SNS)に書いてある言葉は、なんの力もない軽い言葉だということを知るべきだ。顔の見えない相手には、無責任にどんな言葉も投げられる。その軽さゆえ、どんなひとの心にも飛んでいき、凶器になることだってある。本来、言葉はとっても重いもんだ。魂が宿ってるからな」



「汚い言葉を使うやからは、みみっちい人間だ。おまえさんは そんなやつらと、いつまで つき合うつもりなんだ。はるか遠く、はるか彼方に、思いを馳せて欲しいんだ。おまえさんのような未来を生きる若者が、遠くを見ないで どうするんだ。遠くをきちんと見据えなさい」



「(自動車でも、ネットでも)便利なものは、ときとして凶器になる。それが わかってるかどうかが重要だ。(中略) 人間が道具に振り回されたら本末転倒だ」



「思い出は、物には宿らん。ひでじいが笑っとる限り、(亡くなった)奥さん、隣でいつも笑っとるよ。それに、両手いっぱい荷物 持ってたら、天国行きの切符、買えんからな」


フジテレビ/2023年4月15日深夜放送
【脚本】
阿久津朋子/【原作】高口里純
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グランマの憂鬱・第1話 [グランマの憂鬱]

「(隣りの家の木が邪魔だと言って、争ってるおまえたちを見て)木が笑っとるよ。おらのほうが長生きだ。おまえらが おっんでも、毎年 毎年、赤い実をつけてやる。花を咲かせてやる。あっかんべーってな」



「春は桜、秋は柿。実を結ぶときだけが大事なんじゃない。夏も冬も楽しんで、人生なんぼだ」



「年寄りって言われたら、小娘って言い返すしかないね」



「おまえさんの年ごろで、友達、友達って、必死になることはないよ。友達なんてさ、もっと年を取ったら、気がついたら隣りにいるもんだ。(中略) 友達なんて、ひとりいりゃ いいってもんさ」



「ひとに求めるなら、自分たちも律する。それもしないで口ばっかり出すから、老害なんて言われるんだ。あたしゃ、死んでも そんなババアには なりたくないね」



「信念(を持ってものを言うこと)は立派だ。でもね、この子たちの未来に、あたしら もういないんだ。時代は、その時代を生きていくひとたちが作っていく。あたしら年寄りの役目は、その若いひとたちを信じて、その道を譲ってやることさ」



「嫁と姑が仲良くなる必要なんてないんだよ。うまくいってる程度で良し。そうしなくちゃ。かわいい孫に気苦労かけるなんぞ、本望じゃないでしょ」


フジテレビ/2023年4月8日放送
【脚本】
森脇京子/【原作】高口里純
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