ドラフトキング・第10話(最終回) [ドラフトキング]
「仲眞のヒジが限界なのは、本人も、ナインも、監督も、みんなわかってるはずだ。それでもだ、投げさせるしかねえんだよ。マウンドを降りるのは、仲眞本人が納得したときだけだ。全力で投げ切った先にしか、あいつの未来はない。詭弁だろうと、ベン・オグリビーだろうと、オレは最後まで見届ける。それが、いまのオレにできる選手ファーストだ」
WOWOW/2023年6月10日放送
【脚本】鈴木謙一/【原作】クロマツテツロウ
ドラフトキング・第8話 [ドラフトキング]
「スーパースターが必ず持ってるもの――それは伝説だ。その伝説の誕生を特等席で見れる。それがスカウトの醍醐味だ。たとえプロに来なくてもいい。うちが取れなくてもいい。ただ比嘉さん、オレは見たいんだよ・・・潜在能力のすべてを解放したとき、仲眞大海がどんな球を投げるのか」
WOWOW/2023年5月27日放送
【脚本】鈴木謙一/【原作】クロマツテツロウ
ドラフトキング・第7話 [ドラフトキング]
「東京の私立大学に この島から子供を行かせるとすると、いくらかかると思う。授業料で年間120万。家賃と生活費で月15万。それが4年間 続くとしたら、総額1200万。ただし、これが野球の特待生となると全額免除。学費だけじゃねえんだよ。学生寮も食費だって無償だ。この確約をだ、早い段階で取られたら、さあ、おい、どうなる。(中略) いまじゃ、大学はどの球団よりも、手ごわいライバルなんだよ」
WOWOW/2023年5月20日放送
【脚本】鈴木謙一/【原作】クロマツテツロウ
ドラフトキング・第6話 [ドラフトキング]
「試合がはじまったら、誰も助けてくれねえんだぞ。自分と相手、生きるか死ぬかの真剣勝負だ。苦しいとき誰かを頼ろうとするやつは、脱落するしかねえ世界なんだよ」
「ブレないところが、プロ向きだったのかもな。スタイルを曲げなきゃ勝てねえんなら、それはハナから負けてんだって、現役のころからよく言ってたし」
WOWOW/2023年5月13日放送
【脚本】鈴木謙一/【原作】クロマツテツロウ
ドラフトキング・第4話 [ドラフトキング]
「(ヒザのケガは)本当に治るのか。全開で動けるようになるのか。再発の恐怖に勝てるのか――。なにか ひとつでも不安が残れば、オレはプロでは通用しない。(中略) そんなときにさ、娘たちと妻の笑顔を見てたら『こりゃ、家族を巻き込めねえな』って思った。そういうのが まったく よぎらないのが、本当の自信だろ。オレは野球バカにはなれない。プロに行くべき人間じゃないって、そのとき初めて気づいた」
WOWOW/2023年4月29日放送
【脚本】鈴木謙一/【原作】クロマツテツロウ