民間科捜研 桐野真衣の殺人鑑定 [月曜ゴールデン]
「犯罪って、悪意の産物じゃないですか。だから、悪意を前提に物事を考えられる人のほうが、だいたい捜査官としては優秀なんですよ」
「警察を動かしているのは効率だ。わずかな可能性を追い求めはじめると、業務の効率が悪くなる。だから、警察は動かない」
「科学者は推理をするな。証拠とだけ向き合え」
「(遺留物が)なにもない わけがない。なにも見つけられないのは、犯人が賢いからではなく、捜査員が無能なだけだ」
「どんなに完璧に作ったロケットでも、天候や、スタッフの体調や、とにかく いろんな偶然で結果は変わる。未来なんて誰も予測できない。わたしたちは失敗する。でも、それで終わりじゃない。わたしたちの失敗のおかげで、世界の誰かが、その分、幸せになってるかもしれないんだ」
TBS/2016年3月14日放送
【脚本】秦建日子/【原作】秦建日子
オバベン2 -京都ふたりの女弁護士- [月曜ゴールデン]
「年上の人間に偉そうな口きいたり、傲慢な態度だったり・・・。でも、本当は怖くて、怖くて、しょうがないんじゃないかな。強がってないと、ホントの自分がばれちゃうから。弱くて、情けなくて、大っ嫌いな自分――。だから、怖いのに平気な顔して笑ってるんだと思う」
TBS/2016年2月29日放送
【脚本】瀧川晃代
警視庁機動捜査隊216Ⅴ・まだ見ぬ夜明け [月曜ゴールデン]
「人間ってのはね、お金に頭を下げるの。誰かに頭を下げるってのは、相手に下げるんじゃない。相手の持ってる力や、お金に頭を下げる。あたしがお金を持ってるから、病気になれば、医者も看護師も頭を下げる。たとえ死んでも、坊主や葬儀屋が頭を下げる」
「お金ってのは、いちばんの力だよ。使わなくたって、持ってるだけで力なんだ」
「みんな(あたしから)借りるときは、手 合わせたじゃないか。手を合わせて、頭を下げた連中が、(返せなくなると)ひとを鬼みたいに言いやがって。返さない連中がクズなんだ」
「(どんな事情があっても、罪を犯したら捕まえる。)それは警察の仕事だ。けれど、オレたち(記者)の仕事は、その事件の裏に なにがあったかも書くことだ。その先の仕事もある。少しでも そんな不幸な人間を減らす仕事だ。えらい人の仕事じゃないぞ。オレたちみんなの仕事だ。同じ世の中に生きている、みんなのな」
TBS/2015年12月21日放送
【脚本】安井国穂、村川康敏
狩矢警部シリーズ15・京都タペストリー殺人事件 [月曜ゴールデン]
「あなたが桔梗さんのために してあげなければならなかったのは、復讐なんかじゃない。桔梗さんの分まで、あなた自身が幸せになることだったんですよ」
TBS/2014年12月7日放送
【脚本】深沢正樹/【原作】山村美紗
このミステリーがすごい!2015 「ポセイドンの罰」 [月曜ゴールデン]
「ひとには3種類ある。罪を感じて、受け止められるひと。罪を感じて、逃げ出すひと。罪すらも感じないひと」
「もし、死んだことで罪を償った気でいるんなら、自己満足もいいところよ」
TBS/2015年11月30日放送
【脚本】大北はるか/【原作】中山七里
ヤメ刑探偵 加賀美塔子 FILE:03 歪んだ動機 [月曜ゴールデン]
「疑い続けながら、逮捕に踏み切れないのは、疑う根拠が弱いことを、ご自分たちも わかってるからですよね。ふりだしに戻すことを怖れないでください」
「誰にでも居場所って必ずあるのよ。加奈ちゃんがそこにくるのを、待っててくれてるの。まだ見つけられていないそこを、見つければいいの。絶対、あるから」
TBS/2015年9月7日放送
【脚本】扇澤延男
守護神・ボディーガード 進藤輝4 [月曜ゴールデン]
「犯罪を起こそうとする人間は、ぼくたち(ボディガード)以上にまわりの者の目を気にします。あなたと目が合った人物はすべて怪しいと思ってください」
「相手のことを考えない思いなど、愛でもなんでもない」
「前を向いて歩いてみると、人生ってやっぱり素敵ですね」
TBS/2015年7月13日放送
【脚本】友澤晃一
水戸黄門スペシャル [月曜ゴールデン]
「夫婦ゲンカは犬も食わん。それを勝手に食ってしまった うちの者が悪い」
「銭というのものは、時折、ひとを狂わす元となります。ならば、まずは ひとを育てることが大事かと思いますがな」
TBS/2015年6月29日放送
【脚本】尾西兼一
捜査指揮官 水城さや3 [月曜ゴールデン]
「報告(書を作成する)までが捜査ですよ」
「所轄の捜査員を謹慎させれば、個人の失態だ。だが、管理官という幹部が矢面に立てば、警察の失態だ」
「ひとを切ったり、処分したり、そんなことで まとまる組織はホントのチームじゃない」
「警察は強い権力を持っている。そういう組織だからこそ、理想論が必要だと思うの」
「このメンバーでひとつの事件を追うのは、一生に たった一回。もう一度 この所轄に別の本部が立っても、何人かは移動してしまっている。一生に ただ一度、いまだけ顔を合わせた仲間なんですよ。(中略) 誰の手柄になったとか、誰の意見が通ったとか、そんなのどうでもいいでしょ。いまここにいる52人がひとつのチームなんですよ」
TBS/2015年5月25日放送
【脚本】安井国穂
釣り刑事6 [月曜ゴールデン]
「鉄人28号ってご存知ですよね。(中略) 正義の味方のように思われてるけど、あれはそうじゃない。コントローラーを操る人間によって、正義になったり、悪になったり・・・。ただのロボット」
「弁護士も同じことだと?」
TBS/2015年5月18日放送
【脚本】入江信吾
縁側刑事・弐 ~銃の重さ~ [月曜ゴールデン]
「あなたが出て行けば、あの子たち、謝るでしょう。でもね、それは警察官という力のせい。形だけ謝らせたって、なんの解決にもならないわ」
「おまえさん、銃の威力を知っちまった。だから、油断するてえと、銃って魔物に憑りつかれて、簡単に銃に頼ろうとするんだよ。だから、警察は銃の使用を厳しく制限してるわけだ」
TBS/2015年4月27日放送
【脚本】篠原髙志
十津川警部シリーズ54・サンライズ出雲の女 ~消えた似顔絵の女~ [月曜ゴールデン]
「いまのあなた、ひとを信じることが できないかもしれない。しかし、この世のどこかで あなたを見守ってるひとが必ずいる。今日から わたしも そのうちのひとりです」
TBS/2015年4月13日放送
【脚本】山田耕大/【原作】西村京太郎
おふくろ先生の診療日記7 [月曜ゴールデン]
「あなた、旦那さんを亡くした寂しさを忘れるために、仕事に命かけてるんじゃない? いるのよねえ。もう愛だとか、恋だとか、そんなものとっくに卒業してしまいましたって女のひと。でも、ちょっと待って。誰が卒業証書くれたりしたの。だめだめ。女はね、一生 卒業しちゃ いけないんだから。仕事は裏切らないけれども、潤いはくれないでしょ」
「死ぬ日以外、その日以外は、思い通りに(生きたい)・・・」
「大田原先生は ただ患者さんの脈 診て、ご家族のご機嫌うかがってるだけで、なにもしてないと思っとるでしょ。それ、全然 違うけん。大田原先生は “なにもしないこと” をしとるんじゃけえ。症状が出とるのに薬も出さんなんて、そんなこと普通の医者だったら できんよね。薬を出せば症状は治まるし。でも大田原先生は病気を治そうとしとるんじゃないんよね。患者さんを元気にしようとしとるんよね。先生は薬で症状が治まっても、副作用で体力や免疫力がなくなってしまったら、患者さんを本当には治したことにはならないって思うとるけん。そのために先生は患者さんに関わりすぎるぐらい関わろうとしとるんよね。 “なにもしないこと” をするには、患者さん一人ひとりのことをしっかり見とらんと できることじゃないけえ」
TBS/2015年4月13日放送
【脚本】李正姫/【脚本協力】夏川朋子