「身分がなんだ。ひとりの男と女が結びつくということは、それがすでに神聖で厳粛だ」
「この梅には また蕾がふくらみかけています。去年の花の咲いたことなど忘れたかのように、どの枝も初めて花を咲かせるような新しさで。過ぎ去ったことは忘れましょう。7年前のあなたと、いまのあなたは違います。帰ってくる半之助とって、自分が初蕾であるように(おなりなさい)」
BSジャパン/2016年1月5日放送
【脚本】高橋美幸/【原作】山本周五郎
「身分がなんだ。ひとりの男と女が結びつくということは、それがすでに神聖で厳粛だ」