「こういうの、デジタル・タトゥーって言うんでしょ。何年も、何十年も前の、もう忘れちゃったようなことがネットの中に残ってて、自分を追いかけてくる」



「(ネットの中では、オレは代議士の)伊藤秀光の息子じゃない。どこかの、名もない誰かで、そのまま認めてもらえるんだ。オレの居場所は、ここだって思った。ネットの世界は海みたいに広くて、大きくて、国境もなにもない。パスポートなんかなくても、自由自在に泳ぎ回れる」


NHK/2019年5月18日放送
【脚本】浅野妙子/【原案】河瀬季