「親や教師が、たとえ あなたのためを思って放った言葉でも、そこに少しでも親や教師自身のための気持ちが入っていると、あなたは高感度でそれを受信してしまう。つまり、あなたがひとと話をすること自体、あなたが傷ついてしまうことと、イコールになってしまう。ひとは100パーセント誰かのためにだけ話をすることはできません。必ず主観というものが入りますからね。たとえ、それが親でも。そして、あなた自身もそうなんですよ。ですから、相手の言葉に主観が入っていても、それはあなたを裏切ったことにはならないんですよ」


テレビ朝日/2012年2月8日放送
【脚本】櫻井武晴