「ダメですね。あなたは自分のために謝っている」



「片づけとは “カタをつける” という意味なんです。自分の人生や過去にカタをつける――」



「片づけって、毎日のことですよね」
「それはホコリと戦う掃除です。片づけは “祭り” です」



「もったいない なんて思っていたら、ゴミに埋もれて死んでいきますよ。ものを持っていることと、大切にすることは違います。活用しなければ意味がありません」



「段ボールに入れた時点で、物は死ぬと思ってください。段ボールは引越しや、荷物を運ぶ際に使うもので、日常の収納で使うものではありません」



「ひとは出会ったもの すべてを持って生きていくことはできません。ものには役目があります。役目の終わったものには、感謝の気持ちを込めて、ありがとうと言ってサヨナラをする。そうやって、ひとつひとつにカタをつけて、初めていまの自分の暮らしが訪れます。(中略) これまでの人生も大切だけど、これからの人生はもっと大切です」


日本テレビ/2013年9月27日放送
【脚本】渡辺千穂/【原案】近藤麻理恵