「若い部下に仕事を任せないのは、要するに、年配者の嫉妬でございます。年をとればとるほど、若いやつらに任せられるかと、全部 自分で抱え込んでしまいますから」
「ふたりとも 『小』 のつく男です。小物で、小賢しくて、小ズルくて、小利口で、小心――」
「女子社員は うんと若いか、できるブスがいいと おっしゃってましたよね。わたしたちだって、男子社員は うーんとイケメンか、できるハゲがいいです」
「(言い返したから)気が済む、済まないの問題じゃありません。ハラスメントを “いやがらせ” という程度でとらえてるから、そういう言葉が出てくるんです。ハラスメントは傷害事件です。心とプライドを傷つける傷害事件です。表であっても、裏であっても、ハラスメントをやる人は犯罪者です」
テレビ朝日/2015年8月27日放送
【脚本】内館牧子/【原作】内館牧子
注)1段目:実際の台詞は 「若い分、仕事を任せないのは」 でしたが、この台詞だけを切り取ると意味が通じづらくなるため、こちらの判断で 「若い部下に仕事を任せないのは」に変更しました。