「夢――。それを語るとき、誰もが少年少女の顔に戻り、生きる喜びとなる。かなわないことの方が多く、かなえば この上もなく幸せだが、それが いつしか当たり前となれば、輝きを失う。かなっても、かなわなくても、淡い思いの残るもの」



「(新しい)言葉というのは、石ころみたいなもんなんだよ。最初は手触りが悪いが、使い込んでいくうちに、だんだん角が取れて光り輝いていくものなんだ」



「愛というのは、振り向いても、振り向いても、また振り返ってしまうという切ない心なんだ」



「(常識とは)平凡でつまらない価値観。新しいものを拒む、頭の古い考え。いまこれを読んで不快に感じている あなたのこと」


テレビ朝日/2018年10月31日放送
【脚本】神森万里江