「この動画が世間に広まったら、坪井先生がどんな目に遭ってたのか、よく考えたのか。なあ、考えたのか。おまえの不用意な発言で、身に覚えのない汚名を着せられ、本人が、家族が、友人が、傷つけられたかもしれないんだ。おまえは取り返しのつかないことをやろうとしたんだ。(中略) おまえたちはもう感情に任せて過ちを犯せる年じゃないんだよ。それが許される年じゃないんだよ。考えて、考えて、考えて、答えを出すんだよ。だからもっと・・・だからもっと、自分の言葉に、自分の行動に、責任を持てよ」



「おまえら、いい加減、目を覚ませよ。変わってくれよ。なにが いけなかったのか、うわべだけで物事を見ないで、よく考えるんだよ。目の前で起こってるものを、ちゃんと目で受け止めて、頭に叩き込んで、胸に刻むんだよ。おまえら、それをしないから何回も何回も同じこと繰り返すんじゃねえのか。本質から目をそむけたらダメなんだよ」



「おまえの他愛もない言葉ひとつで、誰かを救うことができるかもしれない。でも、その一方で、傷つく誰かがいるかもしれないってことを忘れるな。おまえの言葉ひとつで簡単に命を奪えるってことを忘れるな」


日本テレビ/2019年2月10日放送
【脚本】武藤将吾