「先生は子供のころから、なにかが飛びぬけて うまかったわいけやない。絵がうまかったわけでも、文章が得意やったわけでもない。集中力も普通、想像力も普通。特別なことは なにひとつない。それでも、こうやって陶芸の道に進むことができた。こうやって、ひとに教えるまでの人間になれた。努力する方向を間違えさえ しいひんかったら、なりたいもんに なれるで」


NHK/2020年2月12日放送
【脚本】水橋文美江