スカーレット・第149話 [スカーレット]
「(認めてくれるひとが)ひとりも おらん いうことは ないからな。ひとりは絶対いるで。自分や。迷うたときは、そのひとりに聞いたらええ。そのひとりだけは、絶対に味方や」
NHK/2020年3月27日放送
【脚本】水橋文美江
スカーレット・第136話 [スカーレット]
「勝負を挑むんは、自分やで。自分が自分と戦うんや。外に戦う相手 見つけたら、とたんに心 折れるで」
「患者さんの気持ちは揺れます。しっかりと(病気に)向き合おうと思ったり、投げやりになってしまったり。今日は平気な顔をしていても、明日は泣いている。『大丈夫だよ』と笑った数分後には、『なんで自分が』と怒りに震える。なにかに あたったり、自暴自棄になることも。強くなったり、弱くなったりを、繰り返すんです。だから、ぼくら医師は・・・ぼくは、揺るぎない強さを持つようにしています。患者さんの代わりに、ぼくが」
NHK/2020年3月12日放送
【脚本】水橋文美江
スカーレット・第128話 [スカーレット]
「ここは焼き物の町だ。これからも、どんどん いろんな陶芸家が出てくる。おまえが わからん陶芸家も、もっと出てくる。わからんからいうて、否定するな。(中略) ええか、忘れたらアカンぞ。ひとを敬え」
NHK/2020年3月3日放送
【脚本】水橋文美江
スカーレット・第120話 [スカーレット]
「芸術以外で、ひとの人生を豊かにするもんはなんや。ひとを思うことや。自分以外の誰かの人生を思うことや。寄り添うこと。思いやること。ほんで、ときには背負ったりすることや。あんな、誰かの人生を思うことで、自分の人生も豊かになるんやで」
NHK/2020年2月22日放送
【脚本】水橋文美江
スカーレット・第117話 [スカーレット]
「ひとてな、人生 一回しか生きられへんやん。どんなことしたって、どんな金持ちでも、人生 ひとり一回だけや。一回だけしかないもん、もっと大事にしたいやん。豊かにしたいやん。人生を豊かにするものってなんや。芸術や。ほやから、うちは ここに来たんや。うちな、川原ちゃんの作品 触れることで、残りの人生、もっともっと豊かにしたろ思たんや」
NHK/2020年2月19日放送
【脚本】水橋文美江
スカーレット・第116話 [スカーレット]
「川原ちゃんな、楽しいことばっかり思い浮かべるのが得意やったはずやのに、うまいこといかへん。悲しいことが浮かんでしまう。どうしようもない思い出を、振り返ってしまうって。楽しい、楽しいだけやのうなってく。酔いに まかせて、誰かの名前を呼んでしまう。みっともなく泣いてしまう。しゃあないな、年 取ったんや。それが、年を取るいうことや」
NHK/2020年2月18日放送
【脚本】水橋文美江
スカーレット・第111話 [スカーレット]
「先生は子供のころから、なにかが飛びぬけて うまかったわいけやない。絵がうまかったわけでも、文章が得意やったわけでもない。集中力も普通、想像力も普通。特別なことは なにひとつない。それでも、こうやって陶芸の道に進むことができた。こうやって、ひとに教えるまでの人間になれた。努力する方向を間違えさえ しいひんかったら、なりたいもんに なれるで」
NHK/2020年2月12日放送
【脚本】水橋文美江
スカーレット・第81話 [スカーレット]
「こういうな、ひらめきと感覚だけでパッパとやってるうちは、大したことないんや。怖いのは、これに知識がついたときや。豊富な知識に裏打ちされた、自由奔放な作品ほど怖いもんはないで」
「新しいモン取り入れんで、新しい作品が生まれるわけないやん。そんなん、舌打ちの数 増えるだけやで」
NHK/2020年1月8日放送
【脚本】水橋文美江
スカーレット・第78話 [スカーレット]
「せやなあ、なに描いたらええかなあ。自由に なんでも描け、言われてもな。なかなか さっと描けんもんやな。大人は特にな。身も心も固うなってしもてるから。自由、自由、言われるほうが不自由や」
「こうせなアカン、なんて決まり事は一個もないんやで。自由は不自由や。で、不自由の先に、また自由がある。ほな、自由ってなんや」
NHK/2019年12月28日放送
【脚本】水橋文美江
スカーレット・第49話 [スカーレット]
「ヤカン持ってきていただいて、すみませんでした。ありがとうございました。ほやけど、もう しんといて下さい。うちの仕事です。ついでや言われたら、つい甘えてしまいます。また、明日も持ってきてくれへんやろか、ほな明後日も。どんどん 甘えが入ってきます。仕事いうのは、甘えが入っては あきません。うちは まだ下っ端なんで。自分の仕事は、自分で」
NHK/2019年11月25日放送
【脚本】水橋文美江
スカーレット・第42話 [スカーレット]
「キュウちゃんの先には、一番や二番がおる。はよ追いつきたい思うとるやろうけど、近道はないねん。あってもな、近道はおすすめせえへん。なるべく時間をかけて歩くほうが、力がつく。歩く力はな、大変な道のほうが ようつく。よう力つけとけ。いましかできひんことや」
NHK/2019年11月16日放送
【脚本】水橋文美江