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未恋 〜かくれぼっちたち〜・第8話 [未恋]

「マンガ家になりたくて、でも漫画家になれなくて・・・せめて好きなマンガのそばで仕事ができたらって三蜂さんぽう社に入社したけど、なんか心の中で本当になりたい自分を抑えながら、大好きなマンガに人生をかけて戦ってるひとたちのそばにいると、おまえはそっち側なんだって、おまえにはこっち側の世界は手が届かないんだって、そんな拷問を受け続けているようで本当に苦しいんです。かかわるから、見えるからこそ、ツラいんです」



「かなわないかもしれない夢だけ追うのはツラいって、ずっと思ってたんですけど、その夢を追わないことのほうが しんどいって わかっちゃいました」



「いまの『ちりがみくん』はキャラクターがしゃべってるだけで、(作者の)深田ゆずが のってない。ラクさせてあげるのが編集の仕事だと思ってます? 作家の魂を見せられないなら、編集なんか いらないですよね」



「そもそも作家にとって、作品を生み出すっていうのは自分自身とひたすら向き合い続けなきゃいかない苦しい作業なわけで、その苦しい作業こそ作品の出来にも比例するんだから、それは編集も一緒に背負ってあげないとダメですよね。わかります? 編集者のエゴなんか、作家にすぐバレますよ」



高坂こうさかくんってさ、負けるのを極度に恐れてるよね。だから、戦うのを避けるし、正面からぶつからないし、負けも認めない。いいんだって、人間なんだから。負けたって、あきらめたって、死にはしないよ。ツラくなったらね、いつでも やめりゃいいんだよ。自分が思う夢だってさ、それに縛られる必要なんかない」


フジテレビ/2025年2月27日深夜放送
【脚本】
中林佳苗
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