「誰かが見たいものを報道することが、わたしたちマスコミの仕事ですか。報道しなければ、誰も気づかないようなことを見つけて、それを社会全体の問題としてとらえ、提起することが、わたしたちの仕事なんじゃないですか」



「あたし、信じられようと思って生きてないから。誰かを信じようと思って生きてるの」



「憎んで、憎んで、死ぬほど憎んだら、すごいことになってた。わたしの顔は鬼みたいになってた。(中略) 誰かを憎むと、ひとって本当の鬼になっちゃうんだと思う。そんな姿、誰も喜ばないわ」



「わたしの役目は誰かを憎むことじゃなくて、世の中から “誰かを憎む気持ち” をなくしていくこと」



「前に向かって歩いていけば、どんな人間も、いつか必ず明るい場所へ出られるから」


テレビ朝日/2016年5月14日放送
【脚本】友澤晃一
注)1段目:実際の台詞は 「それが社会全体の問題としてとらえ」 でしたが、こちらの判断で 「それを社会全体の問題としてとらえ」 に変更しました。