「法医学者が死因を究明するのは、警察のためでも、場合によっては遺族のためでもない。国民の権利と安全のためだ。誰かが死んだとき、同じことが起きないために、どうすればいいのかを検討する――。法医学は社会医学だ」



「警察が年間で取り扱う死体の数、どれぐらいだと思う。(平成)26年度で約16万6000。そのうち司法解剖に回せるのは、約11パーセント。(中略) 9人のうち8人が本当の死因がわからないまま火葬されてる可能性がある。犯罪者には天国だよ、この国は」


WOWOW/2016年10月2日放送
【脚本】篠﨑絵里子/【原作】中山七里