「坂本を殺したのは憎しみではなく、恐怖だった。誰もが坂本龍馬という未知なる人材と、あの男が思い描いた予想もつかない未来に怖れを抱いた。そう、誰が坂本を殺したとしても不思議ではなかった」



「誰もが、いまの日本に疑問を抱いている。こんなはずではなかった。もっと、違う道があるのではないか。心のどこかで、そう思っている。だからこそ、坂本龍馬の物語に これほど惹きつけられるのだろう。あのころ、龍馬は人々の心に恐怖を生んだ。しかし、時を経て、いまは希望を生んでいる。なんと皮肉なことか」


NHK BSプレミアム/2017年12月29日放送
【脚本】相沢友子
※『ドラマ 龍馬 最後の30日(NHKスペシャル)』で取り上げた台詞は、今回の採録対象から外しました →参照