「いい映画? (中略) いまヒット作を狙うなら、ドラマの映画化か、アニメか、有名原作の実写だ。マーケティングデータがそう示している。わかりやすいメジャーなエンターテイメント作品じゃないと、客は興味を持たない。いい映画というのは、ビジネスとして成功した映画のことをいうんだよ」



「会社が儲けを気にするのは当然ですよ。(中略) まずはヒット作を出して、会社にあなたの実績を認めさせたらどうですか。それもせずに撤退するんですか。実績を作れば、若林プロデューサ自体がブランドになる。有名原作に匹敵する “価値” になる。そうなれば、オリジナル企画もやらせてくれるはずです」


テレビ東京/2019年11月11日放送
【脚本】本田隆朗龍居由佳里