「親の死に目に会えなかったのは無念かもしれない。でも、家族に看取られて亡くなるひとも、息を引き取る間際、どれほど心の交流があるか それは不確かだ。それよりも、生きてるあいだに どれだけ多く会うか、どれだけ長く過ごすか、そのほうがずっと別れの間際に見る走馬灯に、明かりを灯すことができる――。わたしはそう思います。あなた方は ちゃんと それをしてきた」


テレビ東京/2022年11月11日放送
【脚本】櫻井武晴