「APとはアシスタントプロデューサーの略。一言でAPと言っても、現場AP、仕上げAP、局回りAPの3種類があって、わたしは現場AP。主に俳優部のケアや、現場が円滑に回るようにするのが、わたしの仕事」



「このシーンは全部で7回戦。7回戦とは、ワンシーンで7回カメラを回すということ」



「エキストラが疲れてくると、撮り直しが増える。常に元気な状態をキープしてもらい、ミスが出ないようにする」



「メシ押しとは、食事休憩を省いて、そのまま一気に撮ってしまう作戦のこと。これによって、かなりの巻きが期待できる。巻くためにいちばん大事なのは、一人ひとりの『巻きたい』という気持ち。大変な撮影のときは『どうせ巻かない』というあきらめムードが集中力をそぎ、押しがちになる。だから、頑張れば巻けるということを伝えて、現場を巻くムードにする」


日本テレビ/2023年1月29日放送
【脚本】バカリズム