「(たとえ空振りでも)フルスイングの空振りなら、刑事として真っ直ぐに遺族に向き合えるような気がします」



「殺人罪の時効が撤廃されたいま、過去の未解決事件と、たったいま目の前で起きた事件に、違いはなくなった。すべての刑事が最後の砦となって、事件を凍らせないように捜査しなきゃならない」



「立場と部署が変われば、思いがねじ伏せられることもある。でも、どうしても変えられないものが残る。そいつが信念ってやつだ」



「(遺族の気持ちはわからなくても)わかろうと思うのは、なにも感じねえよりずっとマシだよ」


フジテレビ/2011年7月8日放送
【脚本】酒井雅秋