リーガルハイ２・第５話

「争いごとに勝者ウイナーなんていない。誰もが敗者ルーザー。だから、ぼくらは（勝ことではなく、）争いをやめることを主眼に置いてるんです」

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「男は愛する家族にさえ尊敬されていれば、（会社で不満があっても）満たされるものです」

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「このまま、奪い合う社会を加速させるのか、分かち合う社会を取り戻すのか。この裁判は、そういう裁判です」

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「終身雇用、年功序列、愛社精神、会社は家族――。それらはすべて、過去の幻想です。田向さんはあなたより先に気づいたんです。時代は変わったんだと。これからはTPPをはじめ、ますます情け容赦ない時代になります。義理と人情なんかでは、『おやじいぬ』 も会社も守れはしない。食い尽くされるのみなんです。分かち合う社会は素晴らしいでしょう。しかし、自分の権利を主張し、嫌われようと、憎まれようと、戦って勝ち取る。そういう人も称えられるべきです。時代は決して後戻りしません。変わらないものは、滅びるのです」

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フジテレビ／2013年11月6日放送
【脚本】古沢良太