奪われた僕たち・第3話 [奪われた僕たち]
「ひとが本心を偽ること――それも真実のひとつなんでしょう。ですが、偽り続けた心は、いつか そのひとを壊してしまう」
「心無い誹謗中傷による自殺――。SNSを手放せば なくなるとわかっていながら、それをしない人々。交通事故により数えきれない命が失われながらも、車の恩恵を受けることを放棄できない この社会。世界に はびこる戦争やテロに なんら抗議もせず、どこか遠い国の話だと一家団欒でニュースを見て傍観している者たち。いまや、誰もが殺人者だ。それなのに、みんな自分に罪はないと思い込んで生きている」
tvk/2024年4月25日放送
【脚本】我人祥太
約束 〜16年目の真実〜・第3話
「ときは悲しみを置き去りにはしない。どこまで進もうとも、苦しみや絶望から逃れることはできない」
「グレーを黒にするのが警察の仕事――。彼女、よくそう言ってた。警察なんか信じられるかよ」
「もし、わたしが死ぬなんてことがあったら、わたしの仕事ぶりをほめて。読みが当たったってことだから。(中略) 真実は必ず明らかにしなきゃダメだから・・・たとえ わたしの命を利用してでも」
日本テレビ/2024年4月25日放送
【脚本】小峯裕之
Believe -君にかける橋-・第1話
「わかったんです。(罪をかぶった)ぼくは誰のことも救ってないって。真実にフタをしただけだって」
「間違うことは恥ずかしいことじゃない。どう修正するかよ」
テレビ朝日/2024年4月25日放送
【脚本】井上由美子
虎に翼・第19話 [虎に翼]
「あのひとたちは “男” だ。オレが男の美徳と思っていた、強さ、優しさを、あのひとたちは持っている。オレが男らしさと思っていたものは、そもそも男とは無縁のものだったのかもしれんが」
「どれも、あなたよ・・・ひとは持っている顔は ひとつじゃないから。たとえ まわりに強いられていても、本心じゃなくて演じているだけでも、全部 花岡さんなの。(中略) でも、花岡さんが思う本当の自分があるなら、大切にしてね。そこに近づくよう、頑張ってみなさいよ」
NHK/2024年4月25日放送
【脚本】吉田恵里香
ソロ活女子のススメ4・第4話 [ソロ活女子のススメ]
「(ビールサーバーは)どこの店にもあるんだけどさ、うちは(樽とディスペンサーをつなぐ)ここの管を毎日、丁寧に 心を込めて洗浄する――。そしたら、きめ細やかな泡になる。それこそが生ビールなんだよ。お客さんが来ようが、来なかろうが、毎日 きれいにする。(他店に勝るおいしさは)それに尽きる」
「ハッキリしてるな(Z世代の若者は。好意で勧められても)いらないものは いらないんだ。ノリに流されることはない。(だけど)心が動いたら、知らない わたしにも働きかける。オフィスの新入社員くんたちも同じなのかもしれないな。ある意味、正直で、素直であるがゆえに、上司だからという理由だけで心をひらくことはない。でも、自分の心を動かした絵を描いたひとのことは尊敬して、言うこと聞く」
「わたしは上司とか、部下とか、世代とかは、関係ないんじゃないかなって思います。結局、尊敬できる部分があるひとの言うことは聞きたくなるし、そうじゃないひとの言うことは耳に入らないっていうことだと思います」
テレビ東京/2024年4月24日深夜放送
【脚本】及川博則/【原案】朝井麻由美
好きなオトコと別れたい・第4話 [好きなオトコと別れたい]
「青山さんは完璧なひとに見えますが、圧倒的に足りないものがあります。それは ときめきとか、エロさです。残念ながら一朝一夕には手に入りません、天性のものだからです。(白石さんに意識されたいなら)青山さんにあって、ダメ男にないもので勝負しないと。(つまり)経済力です。愛は金で買えないって言うけど、愛だけじゃ生活できないんですよ」
テレビ東京/2024年4月24日深夜放送
【脚本】川崎いづみ/【原作】藤緒あい
向かいのアイツ ~メトロンズ初主演 連続ドラマ~・第4話 [向かいのアイツ]
ブルーモーメント・第1話
「(避難指示に対する)苦情ですか。そんなことは甘んじて受け入れてください。『こんなことになるとは思わなかった』――。被災した人間の多くが同じことを言います。苦情より、ずっと重い。これを言わせたら負けです」
「ある日 突然、悲劇は起こります。起きてしまって、初めて気づくんです・・・あのとき こうしておけばって。でも、あのときは もう戻ってこないんです。いまなら まだ間に合うんです」
「奇跡(の生還)は祈るもんじゃない。奇跡は準備するもんだ」
「天気予報は毎日の生活に欠かせないものです。でも、なにより命を守るためにある。天気予報は誰かの命を守るためにある」
フジテレビ/2024年4月24日放送
【脚本】浜田秀哉/【原作】小沢かな
VRおじさんの初恋・第15話 [VRおじさんの初恋]
「未来はもう決まってるんだよ。生きるために仕事して、ゆっくり歳を取って、働けなくなったら詰む。早いか遅いかの話でさ。オレの人生なんて、そんなもんです」
「(ひとは簡単に大病を患うと)不安に思うところまでは いいですけど、まわりのひとを巻き込むのは やめてください」
「優しさを素直に言えないひと、多いですよね。苦しさを素直に言えないひとも多い。ひとはひとのことを知ってるようで、ほとんど知らない。いわんや、自分のことなど 一生 知る由もない」
NHK/2024年4月24日放送
【脚本】森野マッシュ/【原作】暴力とも子
虎に翼・第18話 [虎に翼]
「(外で息抜きをしているから)家庭円満と思っているのは夫のほうだけです。夫の女遊びを知って、幸せを感じる妻はいません。生活を盾にして、渋々 納得させられてるだけです」
「(あたしたちのことを)特別だから見下さないでやっている? 自分がどれだけ傲慢(な物言いをしている)か理解できないの?」
NHK/2024年4月24日放送
【脚本】吉田恵里香
くるり ~誰が私と恋をした?~・第3話 [くるり]
「きみはあれ? 『強』と『弱』しかないタイプ?」
「価格と価値は違う」
「師匠が弟子を見るんじゃなくて、弟子が師匠を見るんじゃないの? プロの世界だったら」
「ド下手なやつが、飯も食わずにヘロヘロの状態でやったら、下手に磨きが かかるだけだろ」
TBS/2024年4月23日放送
【脚本】吉澤智子
Destiny・第3話
「お父さんの仕事(検事)は自分の正義を貫くこと。いや、正義を貫けるかどうか、それが試される仕事かもしれないな」
「父のことも、真樹のことも、もちろん信じたいけど・・・そりゃ、娘として、友達として。だけど、もう闇雲に信じることはできなくなった。検事だから」
テレビ朝日/2024年4月23日放送
【脚本】吉田紀子
95・第3話 [95]
「あのカメラの向こうに、オレたちと同じくらいの年齢のガキが山のようにいるんだよ。センター街うろついてるやつ、夢を追いかけてるやつ、空っぽなやつ、苦しんでるやつ・・・。これから おまえは そんなやつの目標になる。ダセえ大人にならないための答えを出してみせるんだよ、おまえが」
「答えは当てるもんじゃない。作るもんだ」
テレビ東京/2024年4月22日放送
【脚本】喜安浩平/【原作】早見和真
ぼなぺてぃ。 〜召し上がれ!秋田のお菓子たち〜・第11話
「もっといい時間 過ごせば えかったなあ、もったいねかったなあ・・・っていう気持ちが、ひとの成長する糧なんで ねすか」
「反省とか、後悔とかが、明日の自分をよくしてくれるんだよね」
BSJapanext/2024年4月22日放送(2022年12月25日、ABS秋田放送にて放送)
※脚本クレジットなし
パーフェクトプロポーズ・第3話
「無償の愛ってのは幻想だぞ。なにかしてもらったら、ちゃんと なにかを返す」
フジテレビ/2024年4月21日深夜放送(2024年2月9日より、FODにて配信)
【脚本】宮本武史/【原作】 鶴亀まよ
ネットや携帯電話向けに制作・配信されたドラマについては、テレビ放送されたもののみ採録の対象としています
ミス・ターゲット・第1話
「ひとりでしか出会えない幸せもあるし、ふたりじゃないと出会えない幸せもある。どっちも尊いでしょ。なにが自分にとって幸せなのか、自分でしか決められないからね」
テレビ朝日/2024年4月21日放送
【脚本】政池洋佑
舟を編む 〜私、辞書つくります〜・第10話(最終回) [舟を編む]
「あたしね、若い時分、あのひとに言っちゃったの・・・『あたしと辞書、どっちが大切?』って。あのひと、ものすごく困った顔で、『それは きみ、靴の右と左、どちらが大切かと尋ねるのと同義だよ』って。なーんだって・・・。あたし、あのひとの全部にならなくてもいいし、あのひとを あたしの全部にしなくてもいいんだわって。だからね、あたし 安心なんです。どんなときでも、どちらかが いないときでも、あのひとと あたしは、裸足には ならないんです」
「残すべき言葉は、手渡すための言葉――。(中略) 災害や病気、生き抜く上での様々な困難は、どうしても、どんなに避けても やってきてしまう。きっと なくなることはないでしょう。それでも人間は、未曽有の困難に直面するたび、懸命にあらがって、大切な なにかを失って、でも同時に尊い なにかを獲得し、それを後世に手渡し、少しずつ前に進んできたんだと思います。手渡すためには言葉が必要です」
「ありがとうね、みどりちゃん。みっちゃんの人生に現れてくれて」
「抗がん剤の副作用は、オーダーメイドといわれるほど個人差があるそうで、医師が薬を探り当てるために、われわれ患者は自分の症状を的確に自己申告せねばなりません。『手足がしびれる』と伝えると、医師に こう尋ねられました。『それはピリピリと電気が流れるような感じですか。それとも、氷水に長い時間 手を浸していたような感じですか。または、ゴム手袋を何枚も重ねて はめている感覚ですか』――。驚きました。わたしは手足に電気を流したことも、氷水に長時間 手を浸したことも、ゴム手袋を何枚も重ねて はめたこともないのに、ありありと その感覚がわかるんです。言葉の持つ力とは、なんと不思議なものでしょう。そして、なんと素晴らしいものなのでしょう」
「病を得た身としては、やはり死について考えます。もう充分に生きたはずなのに、恥ずかしながら、たまらなく怖ろしくなることもあります。そんなとき、こんな想像をするのです。わたしの死後、あなた方が言葉を潤沢に、巧みに使い、わたしの話をしてくれる――。そのとき わたしは、たしかに そこに あなた方と共にあるのです。言葉は死者との、そして まだ生まれていない者とさえ つながる力を持っているのだと、つながるために ひとは言葉を生み出したのだと、そう思えてならないのです。その瞬間、死への恐怖は打ち上がったあとの花火のように散り去って、消えることのない星の輝きだけが残るのです」
「馬締光也さん、あなたにとって言葉が宝であるように、言葉たちにとっても あなたは宝です。なにも恐れず、密やかに輝く小さな光だけを見つめ、深く、深く、言葉の海にもぐり続けてください。大丈夫です、あなたの仲間たちが決して あなたを溺れさせません」
NHK BS/2024年4月21日放送
【脚本】蛭田直美/【原作】三浦しをん
アンチヒーロー・第2話 [アンチヒーロー]
「検察官というのは、自分たちにとって都合のいいストーリーを作り上げる生き物だからね。たとえばだ、上層部から大きな期待をかけられている優秀な検事が、ある殺人事件の担当となった。被疑者は犯人で間違いない。上層部も100パーセント有罪だと思っている。だが、実際に集まっているのは状況証拠ばかり。決め手となる証拠は いまだに つかめていない。(中略) 優秀な検察官であるからこそ、注目を浴び、上司からの期待も大きい。この事件に負けてしまったら、いままで積み上げてきた実績に傷がついてしまう――。そう思い込み、自分に こう言い聞かせる。あいつは必ずやっている。正義のために、なんとしてでも有罪にならなければいけない。そうだ、被害者の体・・・たとえば爪の間からDNAが検出されたとしたら、それは かなり有効な証拠となる――。そうして、改めてDNA鑑定に出せと、警察に指示を飛ばす。と同時に、深い 深い つながりのある教授に連絡をし、鑑定結果の改竄を依頼した」
「あなたが大変 優秀な方であることは よくわかります。ですが、教授は絶対にあなたのことを認めないでしょうね。優秀な あなたを自分の下に置いて、都合よく利用し続けたいからです。ま、そんな上司に限って『おまえのためを思ってやってんだ』とか、言うんでしょうけどね」
「権力は求めはじめたら、後戻りできないんだろうね。相応の覚悟が必要なんだろうけど、姫野くんはちょっと足りなかったのかな。組織っていうのは、怖ろしいよね。『検察は正義じゃなきゃならない。なにがなんでも有罪にしろ』――そんなこと、一度も言ったことないんだけどね。ぼく、そんなに怖いかな」
「目の前で、ナイフを持った男に大切な家族が殺されそうになっている。こっちは、その男を殺せるナイフを持っている。アカメニくんなら どうする? 家族を守るために、その男を殺すか? (中略) 大事なひとを守るために、やむを得ずひとを殺した者。殺意を持ってひとを殺そうとしたが できなかった者。罪が重いのは どっちだろうね。正義とは何なんだろうね」
TBS/2024年4月21日放送
【脚本】宮本勇人、李正美、福田哲平、山本奈奈