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刑事のまなざし・第11話(最終回) [刑事のまなざし]

「阻害され、黙殺され続ければ、ひとは自分を、いてはいけない存在のように感じる」



「ひとの心には鏡が存在すると言われています。自分自身の絶望がその鏡に反射されて、外の世界へ向けられたとき、それは他者への殺意となる。自殺と他殺はあわせ鏡――」



「幸せな人間のきれいごとって、不幸な人間をさらに追いつめるんですよ」



「クリスマスツリーを見上げる人々は、本当にきみが思うほど幸せなんだろうか。(中略) 町を歩く人がみんな幸せに見えたなら、きみもまた目を閉じていたんだ」



「彼も、あなたも、理不尽な力で親を奪われた被害者です。自ら殺人に手を染めるまでは、決して罪人ではなかったはずだ」



「被害者を被害者としてしか見ようとしないなら、加害者を加害者としてしか見ようとしないなら、きみは目を閉じているのも一緒だ」



「そいつがオレに言った。不幸な人間には奪う権利がある。他人の持ち物も、幸せも、奪う権利があるって。そうすることでしか生きられないのなら、許されるはずだって」


TBS/2013年12月16日放送
【脚本】
岩下悠子/【原作】薬丸岳
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