デート ～恋とはどんなものかしら～・第２話

「結婚とは、お互いが有益な共同生活を送るための契約である、という考え方を、わたしたちは採用しているの。だから、好きかどうかは問題ではないのよ」

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「社会に貢献しなくたって、親孝行しなくたって、べつにいいじゃないか。ぼくに言わせればな、きみたちこそ現代の貧相な価値観に凝り固まった、哀れな人種だよ。人間にはなあ、いろんな生き方があったっていいんだ。明治から昭和初期にかけて、働かずに教養を磨く高等遊民という生き方が認められていたんだよ」

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「女性が結婚して家庭に入ることを永久就職といった。永久就職が決まった女性は、みんな、祝福して送り出したはずだろ。女には外で働かないという選択肢が立派に与えられて、なんだ男には与えられないんだ」

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「ひとの生き方に、エラーなんてものはないんだ。幸せはひとの基準で決めるものじゃないんだ。きみたちがなあ、善だの、正義だのと言ってることはなあ、所詮、世間が作った倫理観の受け売りにすぎないんだよ」

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フジテレビ／2015年1月26日放送
【脚本】古沢良太