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学校のカイダン・第8話 [学校のカイダン]

「子供が団結してもいいことはありませんよ。子供はブレーキの壊れた車だ。暴走したら止まりません」



「校則とは、生徒が学校という舞台に立つための最低限の義務だ。その義務も守れない者に、権利を主張する資格はない」



「教師たちは、(おまえたちが)子供のときに 『夢はなに?』 『なにになりたいの?』 と、夢を持つように教えてくる。だが、高校生になり、大人に近づくと、 『夢を持つな』 『現実を見ろ』 と、そう教えてくる。おまえらが どんなロマンを持とうが、大人や教師たちにとっては、それは夢ではなく、ただの毒でしかないんだ」



「賞レースなんてのは、所詮は大人の商売だ。作品の優劣よりも、最後は売れるか、売れないか。得をするか、損をするかの天秤だ」



「生徒に裏切られ、心を閉ざし、情熱を出世欲にすり替えた。教育をビジネスだと割り切って、生徒を管理するようになった。そんなの教師でもなんでもない。工場の出荷管理部長だ。教科書通りに教えるなら、教師なんていらない。ビデオ教材でも配っとけ」



「教師はどうして いつもやっと土の中から頭を出した若者の理想の芽を摘もうとするのか。どうしていつも子供に “あきらめ” を教えようとするのか。自分の夢も捨て、教師としての夢も捨て、あきらめてしまった教師どもに、おまえらガキどもが(夢を持たない)ホントの怖ろしさを教えてやれ」



「わたしたちは先生の “あきらめた全部” です」



「先生たちは、教師として何十年もの間、学校にいる。わたしたちは そのうちの、たったの3年の登場人物でしかない。だから、こうやって理解しあえず、いがみ合う。でも、わたしたちの1年と、先生の1年を、同じ1年にすることはできないんでしょうか」



「大人になる瞬間というのは、あきらめを学んだときだ」



「どうせムリ、なんて言葉は、いつだって学べる」



「どんなに失敗しても気にするな。明日はもっとうまく失敗すればいい」


日本テレビ/2015年2月28日放送
【脚本】
吉田智子
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