「好きなひとのことを思いながら見る星はきれいでしょ。片思いだと、なおのこと」
「片思いなんて、扁桃腺とおんなじだよ。なんの役にも立たないのに、病気のもとになる」
「ぼくを好きになりなよ。ぼくだったら、きみに両思いをあげられるよ」
「恋人には2種類あるんだよ。好きでつき合ってるひとたちと、別れ方がわかんなくてつき合ってるひとたち」
「ちょっと、って言うんだよ、みんな。ちょっと帰ってきます、すぐ戻ってきます、って言って、二度と東京には戻ってこないんだよ。で、地元のスナックで話すんだ。オレが輝いてた東京時代ってのは――。30になっても、40になっても、東京じゃなあ、東京じゃなあって・・・。ふ、なにもしてないのに」
「(お年寄りは)ちょっとヒザが痛むだけで、これぐらいの段差がまたげなくなるんです。できないことが簡単なことほど、落ち込んじゃうんです」
フジテレビ/2016年2月15日放送
【脚本】坂元裕二