FINAL CUT・第９話

「世間を炎上させて、誰かを社会的に葬る――。そういう人々の正義感という名の悪意。（きみは）なにより嫌いなはずだ」

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「依頼された案件の、事実が不利なら法を主張せよ。法において立場が弱ければ、事実を主張せよ。そして、法も事実も負けそうな場合、ひたすら相手の弁護士を罵倒せよ」

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「そうやって、なかったことにするんだよな、あんたら（メディアは）。都合が悪くなると、とたんに触れなくなる。結局、あんたら、特別だと思ってる。なにを大声で騒いで、なにを黙るか。自分たちが決められる。そういう特別な力があると思ってる」

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「われわれ（メディア）の仕事は世間の人々の『知りたい』『面白い』に応える。それが、すべてだ。それが間違ってるとは思わない。むしろ、皆 なにが面白いか言えず、きれいごとだけが正論としてまかり通る、そんな社会のほうが問題だと思ってる」

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フジテレビ／2018年3月13日放送
【脚本】金子ありさ