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サバイバル・ウェディング・第5話 [サバイバル・ウェディング]

「おまえが やるべきなのは、男をつかまえるためのボディメイクだ。男がみんなモデルみたいな体型を求めてるわけじゃない。男性誌のグラビアを見てみろ。モデル体型の女なんて、少ないだろ。それなのに、女はみんな、そろいもそろって やみくもに やせようとする。だからこそ、おまえが(男の)ニーズに合致した体型を手に入れれば、それが大きなアドバンテージになるんだ。おまえは、美しさとはなにか、考えたことがあるか。美の本質というのはな、健康なんだ。人間のオスっていうのはな、無意識のうちに相手が健康かどうか判断して、健康だと美しいって感じるようにできている。なぜなら、健康なパートナーを選んだほうが、自分の遺伝子を残すのに有利だからだ。実際、ウエストとヒップの割合が7対10だと、男が惹かれやすく、その割合だと成人病にかかる率が低いというデータがある。(マリリン・モンローも、オードリー・ヘップバーンも、スタイルは違うけど、ウエストとヒップの割合は7対10だった。)2000年も前に作られたミロのヴィーナスだって、同じ7対10だ。男が女に求めるものなんて、何1000年も前から変わってないんだ。人間が本来 食べるべきものを、食べるべき量 食べる。規則正しい生活をする。ボディメイクなんて、本来それだけのことなんだ。それさえ できれば、肌の調子もよくなるし、体も引き締まる。そして、病気もしづらくなって、男にとって魅力的になる」



「甘いものを食べると、脳が『うまい』って思うんだ。だったら、甘いものを食べること以上の報酬を、脳に与えてやればいいんだ。男だ。努力に必要なのは忍耐じゃない。賞賛なんだ。しかも、好きな男にほめられるのが、いちばん効果的だ」



「人間って、ほかの野生動物に比べると、圧倒的に走るのが遅いだろ。人類の歴史で言えば、農業がはじまったのなんて、つい最近だ。それまではサバンナに出て、牛や鹿の狩りをして生活をしていた。でもな、そこには自分らよりも足が速く、力の強い、ライオンとかトラとか肉食動物がたくさんいる。襲われるかもしれないのに、どうして男はそんなリスクを冒してまで狩りをしていたか、わかるか。(中略) 最近の研究だと、石器時代でも、木の実とか貝を拾っていれば、生きていくための食料なんて充分だったってことがわかってる。(狩りをしていたのは)女にいいところを見せるためだ。それが男なんだ。男はな、危険な目に遭ってでも自分の力を見せたいし、それを認められることが快感なんだ。だから、革命家になるのも、ボクサーになるのも、男のほうが圧倒的に多いだろ。いいか、男とデートするときは、男の力を使わせることを考えるんだ。そして、それをおまえは認めてやることだ」



三十路みそじ女に気休めは不要。本当に脈なしだったときの傷が深くなるだけ」
「そう。しかも、傷が治りにくいんだから。かすり傷でも、色素沈着よ」



「仕事がうまくいかないときって、誰かに甘えたり、愚痴を言ったりしながら やればいいと思うんです。つらいときに誰かに助けられると、独りじゃ生きていけないことがわかるから、ひとに優しくなれるじゃないですか」


日本テレビ/2018年8月11日放送
【脚本】
衛藤凛/【原作】大橋弘祐
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