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高校入試・第13話(最終回) [高校入試]

「よほど大きな事件が起きないと、学校は真剣に動かない。正体を現さない」



「たとえ無記名でも、悪意のかたまりである言葉は心を破壊する恐ろしい力を持っているんです。放った本人にはわからない、他人にもわからない、言葉を受けた本人だけが、息もできなくなるような苦しみを受けるんです」



「決して人間性を否定している書き方ではないんです。でも、(中略) 間違っているということを、言い回しを変えながら、何度も何度も書き込んでいるんです。こういった書き込みは、賛同が続くと否定され、否定が続くと擁護され、と流れに波ができるのですが、擁護意見を理詰めで つぶしていくので、流れが否定のままで続くんです」



「おまえは名乗りを上げて、ぶつかっていったわけじゃない。結局、掲示板に書き込んでいる連中、オレを罵ったやつらと同じなんじゃないのか。なんのリスクも冒さずに、ただ指示を出す。気持ちよかっただろう」



「大きなことをしたようで、結局は守られているんです・・・あなたも、あたしも。失う覚悟のない者は、責任すら取らせてもらえない」



「騒ぎを起こした場から逃げるのが、責任を果たしたことになるんだろうか。辞めることは、責任を取ることにはならない。なんらかの罰則があるとしても、それを受けるのは校長であるわたしの役目だ。それが上に立つ者の役割なんだ」


フジテレビ/2012年12月29日放送
【脚本】
湊かなえ
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