鉄子の育て方・第７話

「鉄道を、愛して、愛して、愛していると、なんか自分のものに なってくれたような気がするときがあるだろ。錯覚だ。何百億円出して、鉄道を買い取らない限り、自分のものには ならないよな。まるで絶世の美女のように、絶対におまえの手には入らないんだよ。オレたち（鉄道テレビ）が作ってんのは、鉄道へのラブレターだ。完璧じゃなくたっていい。気持ちが伝わればいいんだよ」

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「鉄道を楽しむコツのひとつを教えます。知らない路線に乗って、知らない街に行くでしょ。そしたら、そこで考えてみるんです。もし、わたしがこの町で暮らしていたらどうか。違う人生を想像してみるんです。あったかもしれない わたしの可能性――。それは楽しいですよ」

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「鉄道に乗って（中略）違う人生の “わたし” を考えたら、気づかなかった気持ちに出会えました。遠くに行くけど、いちばん近くのわたしと出会えるのが旅なのかも」

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TOKYO MX2／2015年8月30日深夜放送
【脚本】上野耕一郎／【原作】かわすみひろし