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逃げるは恥だが役に立つ・第11話(最終回) [逃げるは恥だが役に立つ]

「きみとぼくは似てるように思う。男に消費されるくらいなら、消費してやろうって発想――。男と女なんて、所詮、その程度のものだから都合よく楽しめばいい。そう思ってるんじゃないかな」



「あなたは随分と自分の若さに価値を見出しているのね。あたしが むなしさを感じることがあるとすれば、あなたと同じように感じてる女性が、この国にはたくさんいるということ。いまあなたが、価値がない、と切り捨てたものは、この先あなたが向って行く未来でもあるのよ。自分がバカにしていたものに、自分がなる。それって、ツラいんじゃないかな。あたしたちのまわりにはね、たくさんの呪いがあるの。あなたが感じているのも、そのひとつ。自分に呪いをかけないで。そんな恐ろしい呪いからは、さっさと逃げてしまいなさい」



「ぼくが思ったのは、(家事の)分担って、結構 厄介だなということです。分担した仕事を相手ができていないとマイナスに感じる。一方、できている場合でも、担当なんだし、やって当然と思ってしまって、感謝の気持ちが持てない。もしかすると、相手を積極的に評価するシステムが必要で・・・」



「みくりさんが閉じたシャッターは、いつかぼくが閉じたものと同じかもしれない。だとしたら、ぼくは開け方を知っている。何度も、何度も、あきれるほど見捨てずにノックしてくれたのは、ほかの誰でもない、みくりさんだ」



「面倒を避けて、避けて、極限まで避け続けたら、歩くのも、食べるのも面倒になって、息をするのも面倒になって、限りなく死に近づくんじゃないでしょうか。生きていくのって、面倒くさいんです。それはひとりでも、ふたりでも同じで、それぞれ別の面倒くささがあって・・・。どっちにしても面倒くさいんだったら、一緒にいるのも手じゃないでしょうか」


TBS/2016年12月20日放送
【脚本】
野木亜紀子/【原作】海野つなみ
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