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コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON・第10話(最終回) [コード・ブルー]

「たぶん あなたは いままで自分の人生に真面目に向き合ってこなかった。人生の困難な決断をしなければならないとき、きっと誰かに背負わせてきた――。そうすれば、失敗も責任もないから。奥さんは親になる重圧や恐怖を、あなたの分まで、ふたり分 背負って決めてきたはずです。でも、もう奥さんはいません。子供の人生じゃない。あなたの人生を、あなた自身で決めてください」



「医者は所詮、助かる命しか救えない。手の施しようのない患者を、神のように救うことなんてできない。救える命を確実に救う。そのために日々、学んでる」



「あなたは一緒に歩いてくれる。わたしが元気なときは一緒に走ってくれて、疲れているときは一緒に腰を下ろして笑ってくれる。先に行くことができるときも待っててくれる。でも、わたしのために行きたくないところへ行こうとしないでほしい。わたしはあなたが選んだ道を一緒に歩きたい」



「知識や経験は(彼には)まだまだ足りない。これから先、失敗もするでしょう。落ち込むことも、数えきれないほどあるはずです。でも、彼はそれを乗り越えていける・・・自分の力で。彼から その機会を奪わないであげてほしいんです。彼は頭がよくて、手先は器用なんです。その分、性格は不器用だけど・・・。ひとの痛みを理解する心も持っている。ちゃんと自分の道を歩きはじめてるんです。だから、じっと待ってあげてくれませんか。きっと、わたしの指導なんか必要ないんです。(お父さん、)あなたの指導も」



「周産期医療センター(から医局長就任の要請がきてるうえ)に、フェローの名取(の指導医も続けなきゃならない)。もう、あたしを必要とするひとが増えて、ホント困る。でも、わたしは大丈夫。誰よりも欲張りだから。それに、誰よりも努力が好きだから。徹夜続きで肌がボロボロになっても、何日もお風呂に入れなくても、全然 平気。(あなたみたいな)手がかかる彼氏がいるのも、せいぜい そのひとつ。わたしはあなたがいるからって、夢を失ったりしない。あなたがいるから、夢に向かってもっと努力したいって思える。その体じゃ、わたしを支えられないって思ってるんだったら、その分、心で支えて」



「9年前、ここに来た理由は難しい症例が集まるからだった。あのころのオレは自分のために医者をやってた。いまは誰かのために医者でありたいと思う。オレはそれを おまえたちから教わった」



「先の見えない暗闇に独りたたずみ、ときに心が折れそうになる。この先に光がなかったら・・・。歩いた方向はまるで逆で、光から遠ざかる結果だったら・・・。そんなときは思い出してほしい・・・独りではつらい暗闇を共に歩ける仲間の存在を。求めるのは光そのものじゃない。光を一緒に探すことのできる仲間だ。それさえあれば歩き続けることができる」


フジテレビ/2017年9月18日放送
【脚本】
安達奈緒子
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