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えにしの記憶 ~江戸→東京どらま~ シーズン6・第20話 [えにしの記憶]

「日本の礼儀作法には、『相手を尊重する心』『まわりに配慮する心』、そして『おもてなしの心』など、純粋な まごころが こめられています。それを形に表したのが、上半身を前に倒した礼です。これは日本独自の美しい心の表現です。(中略) 外国のほとんどの挨拶が握手です。それも、目上のひとが手を出すまで、目下のひとは待たなければなりません。位の低いひとが先に深く頭を下げる日本では、なかなか なじまない挨拶の仕方でした」



「日本のように、古来より礼儀作法が変わらず受け継がれてるのは珍しいんです。また、多くの諸外国での礼儀作法は、位の高いひとへの作法にとどまるのに対して、日本では貧しいひとたち同士の間にも礼儀作法があるんです。とくに、近隣のひとのにはもちろん、他人にも礼を尽くし、ひとを思いやる まごころがある。その最たるものが、敵にも礼を尽くす武士道です。日本の礼儀作法とは、相手を尊重する心を形にしたものです。これは武道や芸道のことだけではなく、日常にも必要なことだと思います。礼に始まり、礼に終わるんです」


TOKYO MX2/2020年2月29日放送
【脚本】
市川博樹/【脚本監修】草部文子
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