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横山秀夫サスペンス 沈黙のアリバイ [月曜プレミア8]

「『にらみ』とは、取調べを担当した捜査員が、裁判に立ち会うことである。取調べが終わり、起訴された被疑者は、被告人と名を変え、警察の手を離れる。だが、取調室で語られた自白内容は、取調官と被疑者とのあいだの約束として生きている。だから、取調べを担当した者は、法廷で『その約束を果たせ』と、にらみながら念を送るのだ」



「あせるな、島津。現場げんじょうは逃げない。あせりは現場を見る目を曇らせるだけだ」



「強行犯係に出動を命じるのは、有能だが獰猛な猟犬を放つようなものだ。有能な猟犬は、自らの嗅覚と胆力を駆使して、飼い主に手柄という名の獲物をもたらす。だが、獰猛であるがゆえに、飼い主の意のままにはならず、ときとして牙を向けることもある」



「一課(の取調べ)はじょうで叩くが、二課は人格を叩く」



「あいつは法廷で笑った。おまえが はぎ取ったはずの顔の下に、もうひとつ顔があったってことだ」


テレビ東京/2020年10月26日放送
【脚本】
青島武/【原作】横山秀夫
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